眼 [雑学]
ところで、眼「というもの」と普通に言うとき、それは暗黙のうちに脊椎動物の眼を意味しているが、多くの異なる無脊椎動物のグループで、像を結ぶ役に立つ眼が、それぞれ独立に四〇回から六〇回も進化しているのである。これらの四〇回あまりの進化のなかでも、ピンホール式の眼、二種のカメラ・レンズ式の眼、凹面反射鏡式(人工衛星のパラボラ・アンテナ式)の眼、および数種類の複眼などを含めて、少なくとも九つの異なった設計原理が発見されている。
ニールソンとペルガーがもっぱら研究したのは、脊椎動物とタコでよく発達している。
遺伝子の川
リチャード ドーキンス (著), 垂水 雄二 (翻訳)
草思社 (2014/4/2)
P112
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島根県松江市熊野大社
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