ミスをして叱っても使い続ける [教育]
オシムはヴァステッチの努力を讃(たた)えた上で、指導について言及した。
「あいつは俺の所に8年もいた(笑)。コーチの仕方としては、良くないプレーをした時に、思い切りそれがダメだと叱った。それだけだ。
イヴォは若い時期に国を出て小さなクラブを試合に出られないまま転々としていたから、一貫して教えられたものがなかった。だから徹底して何がダメか教えて叱った。
ただ、それより重要なのは、ミスをして叱っても使い続けるということだ。選手というのは試合に出続けて行かないと成長しない。どんなに悪いプレーをした時でも、叱った上でそれでも使う。
ミスをした選手を、それだけで使わなくなったら、どうなる?その選手はもうミスを恐れてリスクを冒さなくなってしまうだろう。いつまでも殻を破ることができない」
オシムの言葉 増補改訂版
木村 元彦 (著)
文藝春秋; 増補改訂版 (2014/1/4)r>P144
タグ:イビツァ・オシム
2017-04-17 00:00
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