私たちは記憶を知識や体験として積み上げていく「足し算の世界」に住んでいます。逆に認知症の人は、病気によって知識や体験をだんだん忘れていく「引き算の世界」に住んでいるのです。
この「引き算の世界」では、私たちの常識や理屈はほとんど通じません。認知症の人たちの世界に合わせた言葉がけをしたほうがうまくいくのです。
そのような、引き算の発想にもとづいた言葉のかけ方や接し方を、私は「引き算する」と呼んでいます。
認知症の人がスッと落ち着く言葉かけ
右馬埜 節子 (著)
講談社 (2016/3/23)
P4
海峡花火大会
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