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施設どき [医療]

”施設にお年寄りを入居させる”と言うと、「かわいそうだ」とか、「つらくてとてもできない」という意見が出てくることがあります。
そのような見方を全面的に否定するつもりはありませんが、こと認知症介護について言えば、情や世間体に構っていられない場合もあると思います。
 その意味で、どんな介護にも施設に頼るべき「施設どき」というものがあります。

認知症の人がスッと落ち着く言葉かけ
右馬埜 節子 (著)
講談社 (2016/3/23)
P152

DSC_3230 (Small).JPG海峡花火大会

P155
認知症介護はどこかで「これでよし」と思い切ることも必要です。施設を利用しなかったがために不慮の事故が起こったり、家族共倒れになったりすれば、”大きな後悔”が残ります。
介護者が、とりわけ家族が「もう十分やった」と心の底から思えるなら、そfれで十分ではないでしょうか。”小さな後悔”ですんでいるうちに切り替えるという考え方も必要なはずです。

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 ずっと家にいて、家族以外の人と顔を合せない生活は、患者さんの意欲を低下させ、孤独感や精神的な不安定感を生む恐れがあります。
そして何よりも、脳の活性化に欠かせない他人とのコミュニケーションや知的活動の機会を持てなくなってしまいます。
 デイサービスやデイケア、ショートステイのような介護サービスは、患者さんが家から外へ出て、家族以外の人と触れ合うチャンス。患者さんにとって社会に参加するための絶好の機会になるのです。
ただ、相性の悪い場所などへ、むりやり行かせるのは禁物です。

家族と自分の気持ちがすーっと軽くなる 認知症のやさしい介護
板東 邦秋 (著)
ワニブックス (2017/1/24)
P129


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