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患者として成熟する [医療]

 さて、外来へ通院するということには、たんに治療行為の反復といったことのほかに、患者さんなりに自分の病気をいかに受け入れつきあっていくのか、その方法を学んでいくプロセスであるといった意味合いがありましょう(ことに慢性疾患や経過の長い病気の場合)。
 プロセスの途中では、たとえば医者のやり方を疑ってみたり、民間療法に惹かれてみたり、「クスリなんて飲まないほうがいいよ」といった周囲の無責任な助言に従ってみたり、まあそういった一連の思考錯誤を経るのです。
 患者という立場においても「成熟過程」が存在するわけですね。患者として成熟するということはそれだけ病気が治らないということであり、悲惨な話ではあります。だが、悲惨なればこそ、成熟した患者にならざるを得ないということです。

「治らない」時代の医療者心得帳―カスガ先生の答えのない悩み相談室
春日 武彦 (著)
医学書院 (2007/07))
P114

 

DSC_3038 (Small).JPG宗像 大島


タグ:春日 武彦
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