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稼ぐ人間の分類 [経営]

儲かる漁師を分類すると、次の6つにそのタイプを説明することができるだろう。
1、商品を遠くに運んで売ることができる人(トレーダー)
2、自分の専門性を高めて、高いスキルによって仕事をする人(エキスパート)
3、商品に付加価値をつけて、市場に合わせて売ることができる人(マーケター)
4、まったく新しい仕組みをイノベーションできる人(イノベーター)
5、自分が企業家となり、みんなをマネージ(管理)してリーダーとして行動する人(リーダー)
6、投資家として市場に参加している人(インベスター=投資家)

 まず理解していただきたいのは、「資本主義社会の中で安い値段んでこき使われず(コモディティにならず)に、主体的に稼ぐ人間になるためには、この6タイプのいずれかの人種になるのがもっとも近道となる」ということである。

僕は君たちに武器を配りたい
瀧本 哲史 (著)
講談社 (2011/9/22)
P112

 

DSC_4138 (Small).JPG企救自然歩道

P114
 B to B(企業と企業との商取引)、B to C(企業と消費者との商取引)の別を問わず、これまで個々の営業マンの人間的能力と労力で培われてきた購買行動がが、ネットによって激変した。
何かモノを買おうと思ったら、グーグルの検索窓にその商品名を入れればいい。瞬時にすべてのメーカーが提供する同一ジャンルの商品が一覧で表示され、その価格からスペックまで比較検討できる。消費者は同じ商品ジャンルの中から、もっとも安いものを選んで買えばいい。
 これと同じことが、あらゆる企業の仕入れや見積もりでも起きている。個々人の営業力頼みの商売はもはや時代遅れとなり、価格の透明化も進んでいることから、営業利益、つまり「サヤ」を抜くのが年々難しくなっているのである。
 企業においても[トレーダー」的な業種、つまり商品を「右から左へ」と渡すことで稼いでいた企業はどんどん経営が苦しくなっている。商社をはじめ、広告代理店や旅行代理店など、いわゆる「代理」業務を行ってきた会社は、インターネットの普及によってビジネスモデル自体に構造の転換が迫られている。

P118
 エキスパートが食えなくなる理由は、ここ10年間の産業のスピードの変化がこれまでとは比較にならないほど速まっていることだ。産業構造の変化があまりにも激しいために、せっかく積み重ねたきたスキルや知識自体が、あっという間に過去のものとなり、必要性がなくなってしまうのである。
~中略~
 ある時期に特定の専門知識を身につけても、その先にあるニーズが社会変化に伴い消えると、知識の必要性自体が一気に消滅してしまうのである。 これがエキスパートが生き残るのが難しい理由だ。

P126
 マーケターとは、端的に定義すると、「顧客の需要を満たすことができる人」のことだ。
 大切なのは、「顧客自体を新たに再定義する」ということである。つまり、人々の新しいライフスタイルや、新たに生まれてきた文化的な潮流を見つけられる人のことを指す。自分自身で何か画期的なアイディアを持っている必要はない。
 重要なのは、世の中で新たに始まりつつある、かすかな動きを感じ取る感度の良さと、なぜそういう動きが生じてきたのかを正確に推理できる、分析力である。さらに売るモノは同じでも、「ストーリー」や「ブランド」といった一見捉えどころのない、ふわふわした付加価値や違いを作れることだ。

P129
 全産業の「コモディティ化」が進む世の中で、唯一の富を生み出す時代のキーワードは、「差異」である。 「差異」とは、デザインやブランドや会社や商品が持つ「ストーリー」と言いかえてもいい。わずかな「差異」がとてつもない違いを生む時代となったのだ。
マーケターとは、「差異」=「ストーリー」を生み出し、あるいは発見して、もっとも適切な市場を選んで商品を売る戦略を考えられる人間だといえる。


タグ:瀧本 哲史
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