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托鉢 [雑学]

あの托鉢僧の姿を見ると、存外みなさんが喜捨をなさる。それも、すすんで喜捨をなさる。
 ということは、托鉢僧は人に喜捨の道を教えている、とは言えないでありましょうか。
人に喜捨することの喜びを、そして与えるということの尊さを教えている、そうは申せますまいか。
 このように、自利であり即利他である、というのが、托鉢の第一観念であります。ですから、托鉢は乞食ではない。ただ、人から物をもらうのが目的ではない。
托鉢によって、人をして済度せしめる―これが、托鉢の大きな目的です。

なぜ、いま禅なのか―「足る」を知れ!
立花 大亀 (著)
里文出版 (2011/3/15)
P134

なぜ、いま禅なのか―「足る」を知れ! (名著復活シリーズ)

なぜ、いま禅なのか―「足る」を知れ! (名著復活シリーズ)

  • 作者: 立花 大亀
  • 出版社/メーカー: 里文出版
  • 発売日: 2011/03/15
  • メディア: 単行本

DSC_4763 (Small).JPG英彦山


タグ:立花 大亀
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