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ひとは患者である前に、まずひとりの生活者です [医療]

「ひとりで死ぬのだって大丈夫」(朝日新聞出版、2014年)の著書、奥野滋子医師は、在宅患者のことばとして「病院に入院すれば私の生活はすべて病気になるの。家にいれば病気は私の生活のたった一部なの」というせりふを紹介しています。
 そういえば「患者」という呼び方そのものが、医療者目線です。ひとは患者である前に、まずひとりの生活者です。家では誰もが生活者に戻ります。「患者」であることは、そのひとの全部ではなく一部。

おひとりさまの最期
上野千鶴子 (著)
朝日新聞出版 (2015/11/6)
P83

おひとりさまの最期 (朝日文庫)

おひとりさまの最期 (朝日文庫)

  • 作者: 上野 千鶴子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2019/11/07
  • メディア: 文庫

 

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タグ:上野千鶴子
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