凡人でも成り立つシステムをつくれ [社会]
(住人注;身体的、精神的に)自己決定能力を失いつつあるとき・・・・・・人持ちならひとに頼ればよいが、それが無理ならシステムをつくることが必要です。
システムをつくることのよい点は、とくべつの能力や資源のないひとにもハードルが越せる、超人的な能力を持ったカリスマ的な医師や訪問看護師の存在や、ケアマネやヘルパーの職分を越えたコミットメントがなくてもまわせる、つまり平均的な人材が平均的な能力を発揮すれば成り立つしくみをつくりことです。
何十年もかけてそういうシステムをつくってきたところでは、創設時のリーダーがいなくなっても、担当者が入れ替わっても、システムが機能しています。
おひとりさまの最期
上野千鶴子 (著)
朝日新聞出版 (2015/11/6)
P217
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