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金持ち喧嘩せず [処世]

P5
 日本社会では冷静にやるべき議論が成立せず、議論は個人の人格攻撃と捉えられがちなので、失うものが時間やエネルギーですまなくなることもある。
成功者は無駄に戦わない。戦うべき時と相手を選ぶ。アホと戦う無駄を知り尽くしているから成功するのだともいえる。

P46
 喧嘩して友情が深まるのはドラマや漫画の世界だけだ。「金持ち喧嘩せず」というように、成功者は時間をかけ知恵を使って、戦わずして勝つやり方を選ぶ。相手がやられたと気付かないように、相手の力をうまく使いながら自分の欲しいものを手に入れていく。正面切って戦って、返り血を浴びたり、恨みを買ったりしないように、静かに確実に目的に近づけばいいのだ。

P57
 敵とは排除する発想からきているもので、そもそも心が狭いし、そうした相手を作っていいことは一つもない。親分肌で自分のグループを作りたい縄張り争いが好きな人が、自分のグループの結束感を強めるために敵を必要とし、わざわざ作る場合があるが、変化の激しい時代には、固定的な付き合いを深くするより、誰とでも柔軟に付き合っておくのがベターだ。
~中略~
 敵とか苦手などと思っている人がいたら、そのほとんどは人生経験の不足が招いた勝手なイメージからくる「食わず嫌い」のようなものだ。人生経験が増えれば人の好みも変わるし、人に対する深い理解も増してくる。人に対する寛容度も経験と比例して増えていく。

頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法
田村耕太郎 (著)
朝日新聞出版 (2014/7/8)

 

 DSC_4376 (Small).JPG宇佐神宮


タグ:田村耕太郎
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