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ワラサ [雑学]

 ワラサは夏のある日に突然やってくる。いや、それまでもいたかもしれないが、突然コマセに反応してくる。それも大群で、まさにスイッチが入った状態になるのだ。
~中略~
 関東ではワラサのポイントがいくつかある。大本命の剣崎・城ケ島沖を筆頭に、真鶴沖、網代(あじろ)の初島(はつしま)周り、伊豆半島先端の神子元島(みこもとじま)。時期は違えど、各地のポイントでカチッとスイッチが入って、突然釣れ始めるのがワラサだ。

つり道楽
嵐山 光三郎 (著)
光文社 (2013/4/11)
P88

P196
 ワラサ釣りは船中全員が協力してコマセをまいて船に魚を寄せる。そのコマセに反応してワラサが群れになって突進してくる。
 この状態がベストで、つぎからつぎへとコマセに群がって食い始めるとヒットが連続する。これが絶頂期で大抵は朝まだ薄暗いうちの一番最初の釣りが最大のチャンスとなる。
 このゴールデンタイムを上手にとらえた人がその日の勝利者となる。その時間がたったの三十分だったとしても手返しよく、素早く取り込んでいくと、五本、六本と釣ることができる。

P84
 ブリは「ひと潮一寸」といわれるほど成長が早い魚で、関東ではワカシ(十五センチ)→イナダ(四十センチ)→ワラサ(六十~七十センチ)→ブリ(八十センチ以上)と呼ばれるが、関西では、ツバス(十五センチ)→ハマチ→メジロ→ブリとなる。まあ、ハマチといえば養殖されたブリが一般的である。


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