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守り本尊 [日本(人)]

 日本人はみな職業によって様々の守護神や守り本尊をもっている。たとえば船乗は船魂(ふなだま)神社を祀(まつ)り、大工左官は聖徳太子を崇(あが)め、魚屋は恵比須(えびす)を、裁縫師は伎芸天を(ぎげいてん)を、三味線や琴の師匠は吉祥天(きっしょうてん)を祭ると云ったように、それぞれの職域を神聖なものとして、自分の芸や仕事を磨いてきた。これは世界に例のない床しい習慣だと思う。
芸の危うさを本能的に知っている。職人気質(かたぎ)の然(しか)らしむるところだ。

大和古寺風物誌
亀井 勝一郎 (著)
新潮社; 改版 (1953/4/7)
P111


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