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AIが診断して治療法を選択する [医療]

P357
 膨大な情報に基づいた治療選択が必要な時代がやってきました。それは、ある患者さんの悪性腫瘍のゲノム情報であり、また、その悪性腫瘍に対する薬剤、治療法の情報です。よほどの専門家でない限り、それらすべてを頭に入れて適切に判断することは難しくなってきています。
現実はもっと進んでいて、人間の頭では判断しきれない時代になってきているというべきかもしれません。そこで必要になってくるのが人工知能、AIです。
~中略~
 たとえば、放射線診断、レントゲンを見て異常があるかどうかの診断、は、いずれAIに取って代わられるだろうとされています。症状や検査値からの病名診断はすでにかなりの確度でおこなうことができるようになっていて、よくある病気については、ベテランの医師と同程度の正しさです。それどころか、希な疾患については、AIが圧勝です。
 この本を書いている間にも、膨大な医学論文を学習したAIが、患者さんの白血病細胞のゲノム分析から、二次性白血病であることを言い当てたという報道がありました。

P359
 (住人注;IBMの)ワトソンは、開発当時から、医療や医学教育への応用が始められています。ワトソンだと、医学部の忙しい先生と違って、学生のアホな質問にも怒らず丁寧に答えてくれるだろうし、どんな時間帯でも教えてくれるだろうし、いいことずくめかもしれません。それに、すべての文献に目を通す、というか、すべての文献をデータベースとして記憶できるのですから、最新のことも教えてくれます。いずれ、医学教育も大きくかわっていって、教授なんかいらなくなるかもしれません。

こわいもの知らずの病理学講義
仲野徹 (著)
晶文社 (2017/9/19)

DSC_5003 (Small).JPG平尾台


タグ:仲野徹
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