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ゆるキャラ好き [日本(人)]

 それにしても、ゆるキャラ人気はすごい。静岡文化芸術大学のキャンパスに(住人注;出世大名家康くんというゆるキャラが)でると、女子学生が叫び、盛んに写真をとる。日本人は本当に着ぐるみが好きだ。
 かぶり物が、地域統合に使われる伝統は縄文時代以来、日本列島に脈々とあった。五〇〇〇年以上前から貝に穴をあけた面があり、徳島・矢野遺跡からは縄文時代(四〇〇〇〇年前)の土面が出土している。岡山・上原(かんばら)遺跡からは弥生時代(二五〇〇年前)の全頭ヘルメット型の着ぐるみ頭部が出土。「とさか」らしきものがついているから、当時のシャーマンの着ぐるみはニワトリであった可能性がある。
 奈良の唐古(からこ)・鍵、清水風(しみずかぜ)の両遺跡から出た絵画土器には、シャーマンが鳥の着ぐるみを着ている姿が描かれているとされる。両遺跡は、当時の人口集中地で邪馬台国の宮都と目される纏向遺跡に近い。
纏向遺跡からも木製の仮面が出ている。この仮面は縄文時代のものとは違い、目がアーモンド形。卑弥呼も木の仮面や鳥の着ぐるみを着たのかもしれない。
 奈良時代には伎楽(ぎがく)面があり、中世には、能が面(おもて)をつかう。江戸時代になると、タコの着ぐるみをきた男が町を闊歩(かっぽ)する広重(ひろしげ)の浮世絵まで残っている。~中略~
着ぐるみキャラに狂奔する列島の姿は、今にはじまったことではないらしい。

日本史の内幕 - 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで
磯田 道史 (著)
中央公論新社 (2017/10/18)
P90

DSC_5011 (Small).JPG平尾台


タグ:磯田 道史
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