自分が肝に銘じるために。住人が読んだ本から心に引っ掛かった文章集
このように能の構成を考えるとき、能は正に地獄の芸術とよばれるものであると思う。天台や浄土思想の教えた地獄の世界が、数々の地獄図に似た戦乱の体験の中で、見事に文学に定着していったのである。そしてこの思想は、むしろ以上語るひまをもたないが、能はふつう考えられるように禅的でも、時宗的でもなく、台密的なのである。
続 仏像―心とかたち望月 信成 (著) NHK出版 (1965/10)P177
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