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先ず自分が感動 [対人関係]

我自ら感じて、而る後に人之れに感ず。

                       「 言志耋録」第一一九条


                       佐藤 一斎 著

                       岬龍 一郎 編訳

                       現代語抄訳 言志四録

                       PHP研究所(2005/5/26)

                       P220

何事も、まず自分が感動して、人を感動させることができる。

[現代語抄訳]言志四録

[現代語抄訳]言志四録

  • 作者: 佐藤 一斎
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2005/05/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


1927289観智院

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「知らない」は「知りたくない」 [ものの見方、考え方]

 さて今しがた、「知らない」と言い張るのは、誤解しているからだといいました。
ところが、まさに誤解する目的を問題にすると、そういうふうに「知らない」というのはほんとうは「知りたくない」ということなのだということなのだということがひょとすると明らかになるかも知れません。
さて、「知らない」という裏にあるのは、責任回避なのです。その人は、反射的に、責任回避をしなければならないという気持ちになるのです。
それは、共同の罪を引き受けなければならないことをおそれるからです。つまり、自分がまったく関与していないことがら、それどころか多くの場合「なにも知らなかった」ことがらに関して、罪を着せられ同罪だと言われることがよくあるのです。

それでも人生にイエスと言う
V.E. フランクル (著), 山田 邦男 (翻訳), 松田 美佳 (翻訳)
春秋社 (1993/12/25)
P143

それでも人生にイエスと言う

それでも人生にイエスと言う

  • 作者: V.E. フランクル
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 1993/12/25
  • メディア: 単行本


DSC_0871 (Small).JPG文殊仙寺


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究極のマイナス思考はプラス思考 [ものの見方、考え方]

マイナスの勇気、失うことの勇気、あるいは捨てることの勇気。
現実を直視した究極のマイナス思考から、本物のプラス思考がでてくるのです。

五木 寛之 (著)
他力
幻冬舎 (2005/09)
P94

他力 (幻冬舎文庫)

他力 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 五木 寛之
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2005/09/01
  • メディア: 文庫



1938083都井岬4

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しなやかなカラダとココロ [ものの見方、考え方]

  免疫の研究をしていると、生命が進化の過程でしたたかな回復力を獲得してきたことに驚かされます。
その「したたかさ」は、「堅固」というのでなくて、何度でも傷つきながら見事に治癒してゆくという「しなやかさ」によっていることも知りました。
それが生命の「力」だったのです。
免疫系、脳神経系、内分泌系は、これまでお互いに無関係なシステムと考えられてきましたが、実際は同じ受容体やホルモン様の物質を利用してつながり合い、全体としての生命を維持しているのです。

多田 富雄 (著), 南 伸坊 (著)
免疫学個人授業
新潮社 (1997/11)
P162

免疫学者の多田富雄氏が死去 2010年4月21日 提供:読売新聞  世界的な免疫学者で、エッセイストとしても知られた多田富雄(ただ・とみお)さんが21日午前10時31分、前立腺がんで死去した。 76歳だった。

免疫学個人授業

免疫学個人授業

  • 作者: 多田 富雄
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1997/11
  • メディア: 単行本


1938047マリンビューワーなんごう5

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「安全神話」をつくり上げる仕組み [社会]

 ここに電気事業連合会、略して電通連の行ってきた「報道統制」を思わせるおびただしい資料がある。
まず、さまざまな報道機関、メディアに送り続けた抗議書(「関連報道に関する当会の見解」との共通見出し)から一覧する。
~中略~
この一見、丁重にみえる記述につづいて、次段からは「記」と題した詳細な指摘がえんえんと展開される(以下、原文のまま)。
~中略~
 いずれも同じ形式をとって反論の記述がなされる。書いた人物の名はすべて伏せられ、組織の中に身を隠したままの匿名で通す。だが、その背後に控えるものの正体は明らかだ。

 「週刊朝日」だけでない。週刊誌では「サンデー毎日」「エコノミスト」、およそありとあらゆるマスコミが対象となっている。朝日新聞、共同通信、時事通信、毎日新聞、東奥日報、佐賀新聞、西日本新聞、各紙社説。さらにNHK教育TV、TBS、日本TV・・・。
 記事に対する「反論」を「事実関係」と自称する。当方の主張が「事実」であり、そちらはデマか誤認だと断じる。
あらゆるメディアへの巨大スポンサーとして君臨するものの発する「抗議」のブラフ(脅し)効果」は計り知れないものがあるだろう。

 だが、ここに示した報道に対する執拗なまでの警告だけでない。
「安全神話」をつくり上げる仕組みは学校の教育現場での教師、児童、生徒、学生への刷り込み、「
学習指導案」から「ワークシート」の作成、著名文化人の動員、さらに映像を駆使しての特別授業まで、実に広範囲に及ぶ。彼らが「事実」と呼んで社会に押しつけてきた記述の信憑性こそが、いま問われているのではないか。

巨大複合災害に思う
─「原発安全神話」はいかにしてつくられたか?
  内橋克人 (経済評論家)

世界 2011年 05月号

岩波書店; 月刊版 (2011/4/8)
P38

  -83ac6.jpg山口市 清水寺

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認知バイアス [言葉]

 人間は、論理的に導かれた結論よりも、根拠のない、「オレはついている」「私だけには(住人注:宝くじが)当たるかも」という考えを信じてしまいがちです。「オレだけは事故に遭わない」「私だけは助かる」という思い込みも、その典型的な例と言えるでしょう。
 この、根拠のない思い込みを「ヒューリスティック(仮説思考)と言い、正しい結論からそれを遠ざけてしまう先入観や偏見のことを「認知バイアス」と言います。
 もしかすると、自分には当たるかも・・・・・というのは、認知バイアスのうちの、「感情バイアス」にあたります。心理的なバイアスには、ほかにも、「正常性バイアス」「同調性バイアス」「確証バイアス」「集団性バイアス」などがあります。
 正常性バイアスというのは、東日本大震災後でも話題になりましたが、どんなに緊急を告げる警報やアナウンスがあっても「たいしたことはないに違いない」「どうせ誤作動だろう」と、何の根拠もなく、勝手に解釈してしまうという認知バイアスです。これに、「みんな普通にしてるし」「ひとりだけ慌てたらカッコ悪いな」などの同調性バイアスが加わると、さらに、逃げ遅れる人が多くなってしまうことになります。
~中略~
 さて、確証バイアスというのは、自分の根拠のない先入観をたよりに、それにそう情報、だけを集め、そうやって集められた情報から、特定の人の性質を決めてしまうような認知バイアスのことです。
 たとえば、「○○出身の人はやっぱり粗暴で仕事が雑なのよね・・・・・」といったような具合です。ここに集団性バイアスが加わると、さらに話がややこしくなってきます。
集団性バイアスというのは、個人では常識的判断が働くのに、集団のなかに入ると、どんどん意見が極端になってしまう傾向のことを言います。「リスキー・シフト」とも呼ばれます。
 かつての欧州では、キリスト教とユダヤ教の教義の違いに由来した、ユダヤ人に対するある種の確証バイアスが働いていました。第二次世界大戦中のナチス・ドイツにおける反ユダヤ主義がその極端な典型例です。「ユダヤ人はずる賢い守銭奴で悪党」というイメージです。
 冷静に観察すれば、ユダヤ人だって普通の人と変わらないし、非ユダヤ系ドイツ人にだってずる賢い人もいることくらい、すぐにわかるはずなのですが、集団性バイアスにより、市井の人の意見もどんどん過激になっていきました。

脳はどこまでコントロールできるか?
中野 信子 (著)
ベストセラーズ (2014/8/19)
P102


脳はどこまでコントロールできるか? (ベスト新書)

脳はどこまでコントロールできるか? (ベスト新書)

  • 作者: 中野 信子
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2014/08/19
  • メディア: 新書






DSC_2428 (Small).JPGさっぽろ羊ヶ丘展望台


タグ:中野 信子
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ヒトの長所を視る [対人関係]

我は当に人の長処を視るべし。


人の短処を視ること勿れ。


短処を視れば、則ち我れ彼れに勝り、


我れに於て益無し。


長処を視れば、即ち彼れ我れに勝り、


我に於いて益有り。

                「 言志晩録」第七〇条


                 佐藤 一斎 著

                 岬龍 一郎 編訳

                 現代語抄訳 言志四録

                 PHP研究所(2005/5/26)

                 P147

人を見るときは、その人の優れたところを見るべきで、短所を見てはいけない。
短所を見れば自分が優れているので、おごりの心が生じ、自分のためにならない。
だが、長所を見れば、相手が自分より優れていることがわかり、これに啓発され、
励まされるから、自分の利益となる。

[現代語抄訳]言志四録

[現代語抄訳]言志四録

  • 作者: 佐藤 一斎
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2005/05/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



1923282浄土寺

真言宗泉涌寺派 大本山 浄土寺  
 〒722-0043 広島県尾道市東久保町20-28
 TEL 0848-37-2361  
http://www.ermjp.com/j/temple/

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江戸 [雑学]


P29
 1590年に家康が江戸城に入った、といってもそれは荒れ果てた砦であった。
天下人の秀吉と雌雄を争う家康が入るような城ではなかった。
 それ以上に、江戸城郭から見渡す風景は、凄まじいほど悲惨であった。
 見渡す限りヨシ原が続く湿地帯であり、雨になれば一面水浸しになる不毛の地であった。
秀吉による江戸転封命令が、徳川家にとっていかに我慢ならない仕打ちであったか。その理由は、この関東が途方もなく劣悪で使い物にならない土地だったからだ。

P32
 1590年に江戸に入り1600年の関ヶ原戦い以前、家康は関東一帯の調査に引き続いて二つの工事に着手していた。
 一つが有名な1592年の日比谷入江の埋立てである。近くの神田山を削って江戸城下を取り巻く湿地帯を埋め立てる。埋立地に武士たちを住まわし、埋立地を沖へ押し出し、船の接岸の水深を確保するものであった。
~中略~
 1594年、江戸から北へ60㎞も離れた川俣(現在の埼玉県羽生市の北部)で人知れず着手されていた。それは「会(あい)の川締め切り」と呼ばれる河川工事であった。
家康はこの工事を極めて重要なものと認識していた。その証拠に、家康は四男・松平忠吉を工事責任者として今の埼玉県行田市の忍(おし)城の城主に据え、利根川の治水と関東の新田開発に専念させる体制を構えた。
 この「会の川締め切り」は湿地の関東を乾燥陸化する第一歩であった。これにより、気の遠くなる自然との闘いの緒戦が切って落とされた。
~中略~
 江戸に帰った翌年の1604年、後に「お手伝い普請」と呼ばれる制度を編み出した。これは諸大名を動員し、彼らの財力や人材を利用して大土木工事を行うものであった。このお手伝い普請で利根川との戦いが再開された。~中略~
 この(住人注;下総台地の一番狭い部分)台地の開削によって、利根川が太平洋とつながった。家康の「会の川締め切り」から30年目、江戸幕府は3代将軍家光の時代になっていた。

P202
 小名木川は、海の波に影響されないで進軍する軍事用の高速水路であった。家康は、このためにわざわざ海岸線の内側の干潟に水路を建設したのだ。
 行徳の塩田を征するだけなら、このような水路など不必要である。天気の良い日を狙って、海岸沿いを伝って行徳まで行けばよい。

P231
 江戸を襲う隅田川は北西から流れてくる、河口は江戸湾の入江が深く入り込んでいて、その入江の奥に中洲の小丘があつた。その小丘の上に江戸の最古の寺が建っていた。それが浅草寺であった。
 徳川幕府はこの浅草寺に注目した。浅草寺が1000年の歴史を持っていることは、この一帯で最も安全な場所という証拠なのだ。その浅草寺を治水の拠点とする。
 つまり、浅草寺の小丘から堤防を北西に延ばし、その堤防を今の三ノ輪から日暮里の高台にぶつける。このお堤防で洪水を東へ誘導して隅田川の左岸で溢れさせ、隅田川の西の右岸に展開する江戸市街を守る。

P371
「なぜ、家康は(住人注;京都にとどまらず)あの江戸へ戻ってしまったのか?」
  この問いのエネルギーからの解答が373ページの図2である。この図は、巨木の伐採圏の遷移を示している。図のタイトルの「記念構造物のため」でわかるように、宮廷、寺院、城などを建造する巨木の伐採の時代変遷である。
~中略~
 家康が関ヶ原で戦っていた頃、木材需要は関西圏の森林再生能力を超えていたことが図2からわかる。当時、大坂で約40万人、京都でも約40万人の人口であったといわれている。
少なく見積もっても、関西圏で年間800万本の立木が必要であった。これでは関西の山地は荒廃せざるを得ない。すでに室町時代の後半、京都の山や比叡山は荒廃していたと伝えられている。

P374
1590年に家康は秀吉によって江戸へ移封されたが、そこでみたものは日本一の利根川流域の手つかずの森林であった。目にしみ入るような緑は利根川流域の未来の発展を告げていた。家康は利根川の江戸を選択した。
 これが「なぜ、家康は(住人注;京都にとどまらず)あの江戸へ戻ってしまったのか?」の問いに対するエネルギーの観点からの答えである。
 強力な権力を確立した江戸幕府は、木材供給基地を利根川・荒川流域でけにとどめなかった。幕府直轄の木材基地を日田、吉野、木曽、飛騨、秋田、蝦夷と全国へ広げた。
江戸幕府は、文明のエネルギー負荷を日本列島全体へ広く薄く分担させることに成功した。全国各地から江戸に向かう大型船の船底には大量の木材が積み込まれた。
 こうして日本全土から江戸へエネルギーが注入されたことにより、100万人という世界最大の都市・江戸の出現が可能となり、徳川幕府260年の長期政権が保たれたのであった。

日本史の謎は「地形」で解ける
竹村 公太郎 (著)
PHP研究所 (2013/10/3)

日本史の謎は「地形」で解ける (PHP文庫)

日本史の謎は「地形」で解ける (PHP文庫)

  • 作者: 竹村 公太郎
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2013/10/03
  • メディア: 文庫






 

名称未設定 12 (Small).jpg
東京国際フォーラム

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震災と浄土教 [宗教]

宮崎 これは何の実証的な裏付けもない与太話ですが、この震災を経験して、浄土教の成立機序を理解できたような気がしました。まったく文献的根拠はありませんから、理屈の上で自分が納得できた、というだけのお話ですが・・・・。
 本来仏教は自力聖道門で、実戦的にも理論的にも完結していたと思います。善因楽果、悪因苦果、個々の行業とそれに応じて各々が受ける果報の因果律。そして、それを超越する悟りというシンプルな体系から始まり、少しずつ複雑化、緻密化していった。
 ところが因果線をいかに複数化し、それでも足らずに因果的縁起を相依相待の縁起に展開してみても、なお説明できない重大な問題が残った。
 それが大災害や戦乱、飢餓や伝染病などによる大量死です。その死者のなかには、善人もいれば、凡夫もいれば、悪人もいたに違いない。侍もおれば遊女もおったに相違ない。僧侶も貴人も百姓も役人も盗賊もいたろう。それなのに皆等しく、無差別に、文字通り「非業の死」を遂げてしまう。
この場面では仏教の伝統的な業報観は成り立ちません。

 かかる事態に対処すべく、各私の行業の如何を問わず、阿弥陀如来の本願に乗じて等しく救われるという信仰が生まれ、同時に「万人が悪人」という思想が生まれた。そうでなくては天災、戦、飢餓、疫病などによる厖大な死者を一挙に救済することができなかったからです。

林田(住人注;林田康順) そうかもしれないですね。ちょうど法然上人がメジャーデビューを果たす大原問答の前年に、鴨長明が「方丈記」の中でおおきく取り上げた元歴大地震(元歴二<一一八五>年七月九日)が起こり甚大な被害が京周辺を襲います。

宮崎 浄土信仰が生まれ、拡がり、根付いた土地や時代には、おそらく大量死を伴う惨事が相次いでいたのではないかと思います。そういう意味では、浄土教は、従来の伝統的な仏教の限界をブレーク・スルーした、と言えると思うのです。

宮崎哲弥 仏教教理問答
宮崎哲弥 (著)
サンガ (2011/12/22)
P243

宮崎哲弥 仏教教理問答

宮崎哲弥 仏教教理問答

  • 作者: 宮崎哲弥
  • 出版社/メーカー: サンガ
  • 発売日: 2011/12/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



IMG_0029 (Small).JPG大谷山荘

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潟(かた) [言葉]

「潟(かた)」
 という日本語はよほど古いものらしく、「万葉集」にも紀州の和歌の浦の潟を読んだ歌として「若(わか)の浦に潮満ち来れば潟を無(な)み葦辺さして鶴(たず)鳴き渡る」というのがある。
 潟とは、この歌がその地理的特徴を的確に言いあらわしている。河川の河口などで海が、河川が流す土砂のために遠浅になっており、そこに潮が満ちてくる、「潟を無み」でもって海に化してしまうが、潮が干(ひ)ると洲になって現われる場所をいう。
 いまの新潟市付近の地図をみると、潟の文字のついた地名がひどく多い。私の知人の新潟県人は、
「北、中、南の三つの蒲原(かんばら)郡は、ほとんどがかつては潟か沼だったといってもいいです」  という。かつて潟だった土地が信濃川や阿賀野川の活動で潟がうずまって自然に野になってしまった土地―たとえば新潟市のように―もあるが、新潟市の南郊の亀田郷ように、人間が他から泥を運んできた水中に投げ入れ、永年それを繰りかえしているうちに陸も沼ともいえぬ異様な水田耕作地になったというようなところもある。
 要するに新潟県というのは、大河の大河口にちかい野は、新潟市をふくめてかつては潟であった。満潮のときには、いまの新潟市などは海底にあったかと思える。

街道をゆく〈9〉信州佐久平みち
司馬 遼太郎 (著)
朝日新聞社 (1979/02)
P13

DSC_6235 (Small).JPG金峯山寺


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寺田虎彦 [雑学]

  寺田(住人注;寺田虎彦)が、ここまで防災に熱心であったのは、彼が、津波常襲地である高知の出身であったことと無関係ではない。
なかでも「種崎」という高知市街に近い海岸の地が、彼の思想形成に大きくかかわっているように思われる。
 種崎は、坂本龍馬像のある観光地・桂浜から幅約三〇〇メートルの蒲戸湾口をはさんで向かい側にある風光明媚な砂浜である。
寺田は中学時代の一八九二(明治二五)年頃から、種崎へ海水浴に出かけた。~中略~
 種崎は、寺田の原風景となっており、「海水震動」や「海鳴り」など、海の自然現象に関する科学的研究を行なう素地を作っている。
 実は、この種崎こそが、高知市近郊でも、津波による最も悲惨な人的被害が見られた地であった。多感な寺田が、この地に長く滞在して、それを意識しなかったはずはなく、種崎が寺田の防災思想の母なる地となった、と、私はみている。

天災から日本史を読みなおす - 先人に学ぶ防災
磯田 道史 (著)
中央公論新社 (2014/11/21)
P58

天災から日本史を読みなおす - 先人に学ぶ防災 (中公新書)

天災から日本史を読みなおす - 先人に学ぶ防災 (中公新書)

  • 作者: 磯田 道史
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2014/11/21
  • メディア: 新書



DSC_7445 (Small).JPG
寺田虎彦邸跡
タグ:磯田 道史
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山崩 [言葉]


「土砂災害」という言葉は江戸時代にはない。古文書を検索するにはキーワードが必要である。歴史的に、土砂災害が、そのような言葉で表現されてきたかを、まず抑えておかなければならない。
 筑波大学の西本晴男教授の「土砂移動現象及び土石流の呼称に関する変遷の研究」によれば、「山崩(やまくずれ)」という表現は古代からあったという。土石流のほか、地震、火山噴火による災害にもこの用語を使った。
江戸時代になると、土石流現象を表わすのに「山崩」のほかに「山津波」「山潮」という言葉が生まれた。「地すべり」「泥流」は比較的新しい言葉で、大正・昭和初期にならねば、国語辞典に登場しない。
「土石流」は一九一六(大正五)年、東京帝大の砂防工学教授・諸戸(もろと)北郎が翻訳造語した可能性が高いが、「鉄砲水」などとともに、使用が一般化したのは、昭和になってのことらしい。

天災から日本史を読みなおす - 先人に学ぶ防災
磯田 道史
(著)
中央公論新社 (2014/11/21)
P80


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日本人とコメ [日本(人)]

P82
大前(住人注;大前 研一)
 日本の資本でオーストラリアの鉄鉱石に山を買う。そして二十年間、安定供給してもらうということができます。同じやり方で水田を経営したらいい。そうすると、土地を輸入したことになる。日本という国の中では必ずしも土地を水田に使う必要がない、オーストラリア、ブラジル、アルゼンチン、中国、アメリカで営農をすればいい。
~中略~
鉄鉱石の山をブラジルで買って安心しているのに、なぜ海外の自分の田んぼでつくったものを自分のものと思わないかということです。
 しかし、米も一つの財にすぎません。世界というのは、国境とか、政府を完全に超えた形で、経済的にアメーバみたいな実態になっていると思うんです。

P84
司馬
 日本人のお米に対する感情は、一種の神国思想なんです。弥生式農耕が根づいたときに、神々が生まれて多くの宗教儀礼が生まれたものですから。
大前 でも、アメリカ人にとって、ヘンリー・フォードがつくった自動車はアメリカの文明そのものです。日本人の米と同等に神聖なものなんですね。それを平気で三〇パーセントもとっちゃって、デトロイトが悪いの、経営が怠慢だのと処理してしまう日本人の神経が一方でありながら、米になると待ってくださいというのは、どうなんでしょう。

対談集 日本人への遺言
司馬 遼太郎 (著)
朝日新聞社 (1999/01)

対談集 日本人への遺言 (朝日文庫)

対談集 日本人への遺言 (朝日文庫)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 1999/01/01
  • メディア: 文庫


DSC_6243 (Small).JPG臼杵石仏

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ミスを生かす [人生]

ミスはだれにでもあるが、大事なのはそれをどうリカバリーし、
事後、どんな防止策を打ち出すかということ。
これをしなければ、ミスという経験は生かせない。

橋本 保雄 (著)
感動を与えるサービスの神髄―ホテルオークラを築いた人間(おとこ)の経営学
大和出版 (1999/09)
P71

感動を与えるサービスの神髄―ホテルオークラを築いた人間(おとこ)の経営学

感動を与えるサービスの神髄―ホテルオークラを築いた人間(おとこ)の経営学

  • 作者: 橋本 保雄
  • 出版社/メーカー: 大和出版
  • 発売日: 1999/09
  • メディア: 単行本


2947034第21回海峡花火大会

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相手の感謝を期待するな [対人関係]

恩を施すものは、内に己を見ず、外に人を見ざれば、即ち斗粟( とぞく)も万鐘の恵みに当たるべし。


物を利する者は、己の施しを計り、人の報いを責(もと)むれば、百鎰( いつ)と雖( いえど)も一文の功を成し難し。


                  洪自誠 

                       守屋 洋 (著), 守屋淳 (著)

                       菜根譚の名言 ベスト100

                        PHP研究所 (2007/7/14)

                       P165

人に恩恵を施す場合には、恩着せがましい気持ちを現したり、相手の感謝を期待するような態度を見せてはならない。
そうすれば、たとい米一斗の施しでも、百万石の値打ちを生む。
人に利益を与える場合には、効果を計算したり、見返りを要求してはならない。
そんなことをすれば、たとい百金を与えたとしても、一文の値打ちもなくなる。

菜根譚の名言 ベスト100

菜根譚の名言 ベスト100

  • 作者: 守屋 洋
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/07/14
  • メディア: 新書



1937891高千穂宮

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利口ぶるな [処世]

世味を飽き諳( そら )んずれば、覆雨翻雲に一任して、総て眼を開くに慵( ものう )し。


人情を会し尽くせば、牛と呼び馬と喚( よ )ぶに随教して、只だ、これ点頭するのみ。


                  洪自誠 

                       守屋 洋 (著), 守屋淳 (著)

                       菜根譚の名言 ベスト100

                        PHP研究所 (2007/7/14)

                       P123

酸いも甘いも知り尽くしてしまえば、人の心がどう変わろうと、気にならない。
眼を見開いて確かめるのさえおっくうだ。
人の心がわかってしまえば、牛と呼ばれようが馬と呼ばれようが、腹も立たない。
ただ、ハイ、ハイとうなずくばかりだ。

菜根譚の名言 ベスト100

菜根譚の名言 ベスト100

  • 作者: 守屋 洋
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/07/14
  • メディア: 新書



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人を玩(もてあそ)べば徳を喪う [対人関係]

愛敬の二字は、交際の要道たり。


傲視( ごうし)して以て物を凌( しの)ぐこと勿れ。


侮咲( ぶしょう)して以て人を調すること勿れ。


旅聱( りょごう)に、「 人を玩べば徳を喪う」とは、真に是れ明戒なり。

                       「 言志晩録」第一九八条


                       佐藤 一斎 著

                       岬龍 一郎 編訳

                       現代語抄訳 言志四録

                       PHP研究所(2005/5/26)

                       P171

人を愛すること、自分を慎むことの「愛・敬」の二文字は、交際上で最も大切な道である。
おごり高ぶった態度で、人を見下すべきではない。
「書経」の旅聱(りょごう)篇に「人を侮ったり、からかうことは、自分の徳を失うことになる」とあるが、
是は誠に優れた戒めである。

[現代語抄訳]言志四録

[現代語抄訳]言志四録

  • 作者: 佐藤 一斎
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2005/05/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




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真心をこめる [経営]

なおざりな仕事をしていると必ず客に見抜かれる。
それは感謝の気持ちがないからだ。
感謝の気持ちをもっていれば、灰皿ひとつ替えるにしても真心がこもる。

橋本 保雄 (著)
感動を与えるサービスの神髄―ホテルオークラを築いた人間(おとこ)の経営学
大和出版 (1999/09)
P43

感動を与えるサービスの神髄―ホテルオークラを築いた人間(おとこ)の経営学

感動を与えるサービスの神髄―ホテルオークラを築いた人間(おとこ)の経営学

  • 作者: 橋本 保雄
  • 出版社/メーカー: 大和出版
  • 発売日: 1999/09
  • メディア: 単行本


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過去の過ちと現在の過ち [倫理]

昨の非を悔ゆる者は之れ有り、


今の過を改むる者は鮮( すく)なし。

                       「 言志録」第四三条


                       佐藤 一斎 著

                       岬龍 一郎 編訳

                       現代語抄訳 言志四録

                       PHP研究所(2005/5/26)

                       P33

[現代語抄訳]言志四録

[現代語抄訳]言志四録

  • 作者: 佐藤 一斎
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2005/05/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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一日の終りに

商いをしている人は、一日の終りに、
それだけ商売の売り上げがあったか、金銭的な計算をしますが、
それと同じように、一日の終りに、その日の生き方がどのようなものであったか、
つまり前向きの生活を送ったのか後ろ向きの生活を送ったのかをチェックすべきです。

ダライ・ラマ14世テンジンギャツォ (著), Tenzin Gyatso H.H.the Dalai Lama (原著), 谷口 富士夫 (翻訳)

ダライ・ラマ 365日を生きる智慧

ダライ・ラマ 365日を生きる智慧

  • 作者: ダライ・ラマ14世テンジンギャツォ
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2007/11/01
  • メディア: 単行本




春秋社 (2007/11)
P8

1927518寂光院


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能ある鷹 [対人関係]

真勇は怯の如く、


真知は愚の如く、


真才は鈍の如く、


真巧は拙の如し。

                       「 言志耋録」第二三九条


                       佐藤 一斎 著

                       岬龍 一郎 編訳

                       現代語抄訳 言志四録

                       PHP研究所(2005/5/26)

                       P238


[現代語抄訳]言志四録

[現代語抄訳]言志四録

  • 作者: 佐藤 一斎
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2005/05/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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勝って兜の緒を締めよ [処世]

得意の物件はオ懼( おそ)る可くして、喜ぶ可からず。


失意の物件は、慎む可くして、驚く可からず。

                       「 言志耋録」第三二条


                       佐藤 一斎 著

                       岬龍 一郎 編訳

                       現代語抄訳 言志四録

                       PHP研究所(2005/5/26)

                       P199

自分で得意と思っていることは、じつは恐ろしいことであって、決して喜ぶことではない。
逆に、物事が思うようにはかどらない失意の時は、慎まなければならないが、決して驚くことではない。
鍛錬するよいチャンスである。

[現代語抄訳]言志四録

[現代語抄訳]言志四録

  • 作者: 佐藤 一斎
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2005/05/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



1927277東寺

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近づきて而も染まらざる者 [倫理]

勢利紛華は、近づかざる者を潔しとなし、


これに近づきて而も染まらざる者を尤(もっと)も潔しとなす。


智械機巧は、知らざる者を高しとなし、


これを知りて而も用いざる者を尤も高しとなす。


                  洪自誠 

                       守屋 洋 ( 著), 守屋淳 ( 著)

                       菜根譚の名言 ベスト100

                        PHP研究所 (2007/7/14)

                       P15

菜根譚の名言 ベスト100

菜根譚の名言 ベスト100

  • 作者: 守屋 洋
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/07/14
  • メディア: 新書


1927652千如寺

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医療崩壊の原因 [医療]

  日本の医療が抱える問題は山のようにありますが、その根底に横たわっているのは「売る側=病院」と「買う側=患者」の乖離にほかならないのです。

北原 茂実 (著)
「病院」がトヨタを超える日 医療は日本を救う輸出産業になる!
講談社 (2011/1/21)
P10

-8e81a.jpg法輪寺2

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税抜き価格VS税込み総額 [社会]

 ハーバード大学のチェティ教授らは、価格表示の方法が売り上げに与える影響を調べるために興味深い実験を行った2。
アメリカのスーパーマーケットでは、価格は「税抜き価格」だけが表示されていて、会計の際に、売上税が上乗せされた金額が表示されて、支払うことになる。
彼らは、北部カリフォルニアのあるスーパーで、一部の商品について「税抜き価格」だけの値札に「税抜き価格+売上税=税込み総額」という値札を付け加えた。
この結果、この値札をつけた商品は、八パーセントも売り上げが低下したという。この地域の売上税の税率は七・三五七パーセントだったので、消費者は単なる税額の表示方法の変更を価格上昇と感じて、税額分だけ商品購入を減らしてしまったのである。
この結果は、消費者が売り上げ税率を知らないからもたらされたのではない。彼らの調査によれば、ほとんどの消費者は売上税の税率を知っていたという。

競争と公平感―市場経済の本当のメリット
大竹 文雄 (著)
中央公論新社 (2010/3/1)
P210

DSC_3851 (Small).JPG関門海峡

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檮原(ゆすはら) [雑学]

P9
 土佐に檮原(ゆすはら)という山間のむらがある。
 幕末の志士で那須信吾(天誅組の乱で討死)や那須俊平(蛤御門ノ変で討死)などという郷士がこの檮原から出た。
「檮原のひとはえらい」
 と、高知市内のひとはよく言う。土佐のチベットといわれた信じがたいほどに農業生産の困難な土地に住みつき、代々石を割って土をつくり、わずかな山田を建造物のように造営し、水はときに渓流から汲み上げて注ぎ、平安末期にこの村ができて以来、それほどまでして生きねばならないかと思えるほどの労働を重ねて、昭和三十年ぜんごまでいたっている。あるいはこんにちなお、そうかもしれない。
「檮原の千枚田(せんまいだ)」
といわれる。
~中略~
 土佐の檮原は、高知県の西北角の愛媛県境にちかい山中にある。山口県の秋吉(あきよし)台に似たカルスト地形の土地で、溶食された石灰岩が無数に土中にかくれていたり露出していたりして、ここを拓くというのは、まず石を抱きあげてとりのぞくということからはじめねばならなかった。
 律令体制というのは、都の貴族や寺院のためにのみあったといっていい。全国の農民は「公民」のという名のもとに公田に縛りつけられ、点蝕や移住、まして逃散(ちょうさん)の自由はなく、働く器械のようにあつかわれ、収穫の多くを都へ送らせられた。律令制は広義の奴隷制だったといえるであろう。
 ひとびとは租税を納められなくなって逃散した。かれらの多くは中央集権の拘束力のややゆっるい関東や奥州に流れたりしたが、中央集権の目のとどきにくいところといえば、かならずしも関東や奥州だけではない。
大山塊のなかの秘境のような所も、逃亡先としてわるくはなかった。この土佐檮原も律令の逃亡者が吹きだまりのように溜まって拓いた隠れ里であるという解釈を「檮原町史」はとっている。 卓見といっていい。

P13
 大陸と違い、小さな島国では、小さな収穫を得るために信じがたいほどの過大な労力をはらって耕地を造らざるを得ず、檮原のような営みは古来日本の各地でつづけられてきたし、このことは日本人の性格を形成する要素の一つになっているような気がする。

街道をゆく〈9〉信州佐久平みち
司馬 遼太郎 (著)
朝日新聞社 (1979/02)
 

DSC_0732 (Small).JPG四国カルスト

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真実の言葉でないとヒトは感動しない [言葉]

実言は芻蕘( すうじょう )の陋( ろう )と雖( いえど )も、


以て物を動かすに足る。


虚言は、能弁の士と雖も、


人を感ずるに足らず。

                       「 言志後録 」第一七七条


                       佐藤 一斎 著

                       岬龍 一郎 編訳

                       現代語抄訳 言志四録

                       PHP研究所(2005/5/26)

                       P125

真実の言葉は、たとえ農夫や木こりなどのはなしでも、よく人を感動させる。
だが、偽りの言葉は、どんな偉い人から出たものでも、何人をも感動させることはできない。

[現代語抄訳]言志四録

[現代語抄訳]言志四録

  • 作者: 佐藤 一斎
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2005/05/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


1923247福岡県山門郡 清水寺 本坊庭園

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身の程を知れ [人生]

一、考案して思うべし。
我が位のほどをよくよく心得ぬれば、それほどの花は一期失せず。
位より上の上手と思へば、もとありつる位の花も失するなり。
よくよく心得べし。

一、よく工夫して考えよ。
自分の芸の程度をきちんと認識していれば、その芸相当の魅力は一生失せることはない。
  自分の実力以上の上手だと思い込むと、もともとあった芸相当の魅力もなくなってしまうのだ。
よくよく理解せよ。

世阿弥 (著), 竹本 幹夫 (翻訳)
風姿花伝・三道 現代語訳付き
角川学芸出版 (2009/9/25)
P39

風姿花伝・三道 現代語訳付き (角川ソフィア)

風姿花伝・三道 現代語訳付き (角川ソフィア)

  • 作者: 世阿弥
  • 出版社/メーカー: 角川学芸出版
  • 発売日: 2009/09/25
  • メディア: 文庫




 

霧島神宮

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知ッテ聞クハ禮ナリ [対人関係]

大山元帥の逸話
大将3年3月10日の陸軍記念日にお孫さんが問うた。
「おじいさん、総司令官というものは、どんな心がけで戦(いくさ)をするものですか?」
73歳の老将軍はいたずらっ子のように微笑して答えた。
「うーん。知っちょっても、知らんふりをすることよ」
(立野信之「新名将言行録」5)

会田 雄次 (著)
日本人の意識構造―風土・歴史・社会 (講談社現代新書 293)
講談社 (1972/01)
P87

日本人の意識構造―風土・歴史・社会 (1972年) (講談社現代新書)

日本人の意識構造―風土・歴史・社会 (1972年) (講談社現代新書)

  • 作者: 会田 雄次
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1972
  • メディア: 新書


-346b6.jpg門司港駅

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恥を知る心 [倫理]

人は恥無かる可からず。


又、悔無かる可からず。


悔を知れば則ち悔無く、


恥を知れば則ち恥無し。

                       「 言志晩録」第二四〇条


                       佐藤 一斎 著

                       岬龍 一郎 編訳

                       現代語抄訳 言志四録

                       PHP研究所(2005/5/26)

                       P180

-cfc40.jpg

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