ロコモティブシンドローム [養生]
ロコモティブシンドローム(ロコモ、運動器症候群)。骨や関節、脊椎などの異常で長い間歩けなくなったり、筋力だけでなくバランス感覚も衰えて転びやすくなるなど、移動が不自由になる状態をこう呼ぶ。
適切な治療や対策を打つことで、悪化して「寝たきり」になる事態を回避できるという。
~中略~
「ロコモ人口」は推定四千七百万人で、多い病気は、「脊柱管狭窄症」「骨粗鬆症」「変形性関節症」の三つだ。~中略~「ロコモ」という言葉を考案した元日本整形外科学会理事長の中村耕三さんは「ロコモにならないためには予防が何より大切」と言う。「ロコモは、建ててから時間がたった家のドアのたてつけが悪くなるようなもの。大事に使う(適度な運動)、そして壊れたら修理する(治療)の両面作戦が重要と言う。
気になる科学 (調べて、悩んで、考える)
元村有希子 (著)
毎日新聞社 (2012/12/21)
P44
門司区田野浦
肝腎要(かんじんかなめ)の要(かなめ)は腰である(肝腎は肝臓と腎臓)。昔の人が「腰抜け」と言ったのは明言であります。大体の人間は二十歳にもなると多少「腰抜け」です。三十、四十になると「大腰抜け」です。肩が凝るとか、胃腸が悪いとか、これは腰に異常があるためです。
さらに悪いのは足である。
足は心臓から出た血液が、そこへ降りてくることはできるが、それを順調に上に上げるためには、あらゆる努力を払っている。足の機能が完全になれば、ほとんど言うことはないそうです。健康である、すなわち「足る」である。手など問題ではない。病気などしたりすると、まず足が駄目になる。
フラフラする。足腰が定まらないということが、一番精神的にも肉体的にもいけない。我々の終身の健康の必須条件である。だから「たる」と言う意味に足を用いたのであると。
安岡正篤
運命を創る―人間学講話
プレジデント社 (1985/12/10)
P141
ちょっと翌日に筋肉痛が残るくらいの運動をして、筋肉に適度な負荷をかけてあげると、筋肉の修復時に成長ホルモンが出るのですが、この成長ホルモンには若返り効果があるということが話題になっています。
注射などで成長ホルモンを投与すと若返りができるという謳い文句で高額な治療(1年で数百万円とも言います)をすすめる美容クリニックもあるようなのですが、何に由来するかわからない成長ホルモンをわざわざ高いお金をかけて注射するのはやはり怖く感じられます。
脳はどこまでコントロールできるか?
中野 信子 (著)
ベストセラーズ (2014/8/19)
P48
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