前医の批判に耳を貸すな [処世]
患者が某医師の不注意や無能ぶりについて話を始めたらいっさい耳を貸さないことである。
数か月後にはあなた方についても同じことが言われると思わねばならない。そこで、きっぱりした態度をとって、そういう患者の口を封じる。医師同士の争いのほぼ半数は患者の噂話が引き金になって起こるもので、その唯一の防衛手段は耳を貸さないことに尽きる。
~中略~
すなわち、患者が同僚の医師を傷つけるようなことを言ったとき、たとえそれが本当かもしれないと思っても、患者の言葉を絶対に信じないことである。
ウィリアム・オスラー (著), William Osler (著), 日野原 重明 (翻訳), 仁木 久恵 (翻訳)
医学書院; 新訂増補版 (2003/9/1)
P416
タグ:ウィリアム・オスラー
コメント 0