世界との勝負に勝てるのか [国際社会]
「もらったお金はお父さんやお母さんにあげるの?」と聞いたら、「違う」という。「ノートを買いたい」という。
「ノートと鉛筆でどうするの?」ときくと、「それで勉強して北京に行きたい」とはっきり答えた。
それにはびっくりした。そんな子供がしっかりと大きな目的意識を持って、自分の体を削ってまで「将来はこうなりたい」、という強い思いを持って、重い荷物を抱えて急勾配を登っているんだ。
世界にはそういうような人たちがいるってことだね。
別に中国をほめるとかじゃないけど、そういう人たちがいる、そういう現実があるってことを知っておいた方がいい。
天台宗大阿闍梨 酒井 雄哉 (著)
一日一生
朝日新聞出版 (2008/10/10)
P170
インタープリテーション
佐藤 ~前略
実のところ、欧米が感染症問題になぜ本気で取り組まないのか。もっと本気で取り組んだら解決はできるのです。ジェネリック医薬品など、いくらだってつくれますから。それをやらないところに、白人たちの恐怖が示されている。
私のナショナリスムも、ここで刺激されるわけです。経済力をもたなければいけない。そうでないと国家はなめられる。どうしてアフリカがなめられるかと言えば、経済力がないためなのですから。
新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方
池上 彰(著), 佐藤 優(著)
文藝春秋 (2014/11/20)
p48
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