ザ・ウィナー・テイクス・オール [社会]
市場一元支配社会のもとでの「競争」とは最終的にはザ・ウィナー・テイクス・オール(一人勝ちの勝者がすべてを奪う)をもたらすものであること。切磋琢磨なら大いに結構です。互いのなれ合いを排し、全力をあげて競い合うことで全体のレベルも上がる。
しかし、いまもてはやされる競争とは、よく語られる勝ち組・負け組の篩い分け。そして「格差拡大社会」を必然とする「剥き出しの競争主義」に社会を任せる、という流儀を指しています。
内橋 克人 (著)
共生経済が始まる 世界恐慌を生き抜く道
朝日新聞出版 (2009/3/19)
P126
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