自然とのつきあい方 [ものの見方、考え方]
ほとんどすべての人が人間社会には魅力を感じているが、自然に強い魅力を感じている人はあまりいない。
人には技術があっても、自然とのつきあい方では、だいたいにおいて動物に劣る。―「ウォーキング」
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(著), 岩政 伸治 (翻訳)
文遊社 (2009/10)
P9
誰にも見られるように、私自身の中にも、より高尚な生活、いわゆる精神的生活を志向する本能が一方にあり、他方には原始的で、野蛮な生活を志向する本能が今でも潜んでいることに気づいた。
そして私はその両方を大切にしている。私は野性的なものを善性と同じく愛している。
釣りという行為にも野生と冒険があるからこそ、今でも私は釣りに魅せられるのである。
森の生活
D・ヘンリー・ソロー
(著), 佐渡谷 重信 (翻訳) (著)
講談社 (1991/3/5)
P311
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