やればできるのに、といったら決してしない [教育]
(住人注;前述のケースは) 勉強しようとしない子どもにあなたはやればできるのに、といったら決して勉強しないというのと同じケースであるわけです。
そのような子どもたちは、やればできるという可能性を残しておきたいのであって、実際に勉強してできないという現実に直面することを恐れるのです(*)。
(*) 課題の達成が困難なときにそこから逃げ出すライフスタイルをアドラーは「すべてか無か」という言葉で説明します(「子どもの教育」一二一、一三四頁)。成功することが確信できなければ最初から挑戦しようともしないのです。
アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために
岸見 一郎 (著)
KKベストセラーズ (1999/09)
P153
アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ベスト新書)
- 作者: 岸見 一郎
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 1999/09/15
- メディア: 新書
タグ:アルフレッド・アドラー 岸見 一郎
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