眠れなくても大丈夫 [雑学]
2000年、ハーバード大学のスティックゴールド博士が、多数の被験者を相手に「断眠実験」を行ったところ、記憶力の上達のためには最低六時間の睡眠時間が必要であることが判明した。
さらに彼は、睡眠が持つ独特のリズムの関係から七・五時間眠った場合がもっとも効果が著しかったとメディアに報告している。
~中略~
睡眠による「記憶補強効果」である。
ところが驚くことに、目を閉じてリラックスしていただけでも、睡眠と同じ効果が得られた。
~中略~
これは不眠症の人や、重要な仕事を前日に控え緊張してなかなか寝付けない人にも朗報であろう。眠れなくともべっどで横になるだけで、脳にとっては睡眠と同じ効果があるのだから。
そう、眠れないことをストレスに感じる必要はないのだ。
脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!?
池谷 裕二 (著)
祥伝社 (2006/09)
P190
脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!? (新潮文庫)
- 作者: 裕二, 池谷
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/05/28
- メディア: 文庫
若い時に、朝までぐっすり眠っていられるのは、抗利尿ホルモンの働きにより、睡眠中に腎臓の働きがコントロールされているからである。抗利尿ホルモンの分泌は、齢とともに減ってゆく。夜中にトイレで目が覚めてしまうのはそのためだ。
加齢現象は、誰にでもあるものだ。白髪やシワが薬で治らないのと同じように、動脈硬化や頻尿を治す薬はない。医者も患者もまずは「年齢」を考えるべきなのだ。
しかし、現代の医療は「年齢」を全く無視している。
高血圧はほっとくのが一番
松本 光正 (著)
講談社 (2014/4/22)
P73
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