快楽のマンネリ化 [雑学]
(住人注;ケネス)シェルドンと(住人注;ソニア)リュボミルスキーによれば、その原因は「快楽の習慣化」と呼ばれる作用にある。
人はなにか新しいことを経験すると、高揚感を覚える。だが、その素晴らしい体験も、何度かくり返されると慣れてしまい、新鮮な喜びがうしなわれる。
残念ながら、環境的変化は快楽の習慣化を招きやすい。新しい家や小丘や新車は、最初のうちは人をわくわくさせる。だが、変化によってもたらされるプラスの感情は毎日同じなので、しばらくすると色あせてしまう。
かたや意図的変化は、快楽の習慣化が起きにくい。新しい趣味を始める。新しい職場で働く、計画に着手する、知らない人と出会う、新しい技術を学ぶ。これらの場合は、たえず変化していく体験で脳が刺激されるため、習慣化が避けられ、幸福感が長く続く。
その科学が成功を決める
リチャード ワイズマン (著), Richard Wiseman (原著), 木村 博江 (翻訳)
文藝春秋 (2012/9/4)
P45
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