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治療法は新しければよいのか [医学]

  ベビーブームの最後の年に産まれた歯科医師の一人として、高度の先進技術と常識、長期的に有効性が証明された経験、および現実との選択の狭間で自分が悩まされていることを実感している。
筆者のことを時代遅れと呼ぶであろうが、今もなお金合金のクラウンは最良の修復物と筆者は考えている。
また、いますぐにコダクロームフィルムでスライド写真を作成せねばならないとしたら、おそらく自分の手で撮影することができる。
筆者は先進技術や最近の進歩に反対しているわけではない。しかし、旧式の技術がいつ有害なものになったのか、保守的で耐久性に優れ、機能性も兼ね備えた、安全かつ適正な口腔の健康療法である旧式の技術が、いつ、予知性の高い治療結果に悪影響をもたらすことになったのか、
根拠に基づく治療法を優先するというならば、治療目標を達成するための方法として新しい技術を活用することは、EBMにおいては逆行分析ともいえる。
~中略~
 歯科医学は技術的に決して簡単な専門医学分野ではないし、歯科医師は各自の専門領域におけるすべての術式について高度な技術を発揮できねばならない。~後略
Martyn S.Green.DDS.MS

PERIODONTICS & RESTORATIVE DENTISTRY
2015年No.6
クインテッセンス出版株式会社


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DSC_1881 (Small).JPG有珠山ロープウエイ


タグ:Martyn S.Green
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