自分が肝に銘じるために。住人が読んだ本から心に引っ掛かった文章集
明石の高浜さんにきいたのとおなじ話を樫本さんにきいてみた。 海へ出て、舟の位置をどういうふうに決めるかということである。 位置を決めることを、「山立て」 という。動詞にすれば、山を立てる、である。「陸(おか)の山や建物や樹木を見ましてな、三点をきめてそこから線をひいてその交点に舟を置きます。三つの線の交点のことを、食いあい、と言います」
街道をゆく (7) 司馬 遼太郎(著) 朝日新聞社 (1979/01) P140
宗像 大島
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