傾聴 [言葉]
相手が困っている時に有効なのは「傾聴」です。
傾聴とは、「相手に関心を持ち、相手を理解したいと願って、耳を傾けて相手の言葉を聴くこと」です。
マインドフルネス 「人間関係」の教科書 苦手な人がいなくなる新しい方法
藤井 英雄 (著)
Clover出版 (2017/5/25)
P98
マインドフルネス 「人間関係」の教科書――苦手な人がいなくなる新しい方法 (スピリチュアルの教科書シリーズ)
- 作者: 藤井英雄
- 出版社/メーカー: clover出版
- 発売日: 2020/07/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
P104
傾聴の基本は「相手を理解したい」という思いです。なぜ相手を理解したいのか?
それは相手を理解できれば受容し共感できるかもしれないからです。そして理解され、受容・共感された話し手は聴き手を信頼し、安心して心の内を話すことができるのです。
P143
話し手の言葉に耳を傾けて傾聴し、話し手を理解した時、聴き手は話し手を受容し共感できるでしょう。
すると、聴き手に受容され共感された話し手は批判、非難、アドバイスなしに話を聴いてもらえるという安心感と、話を聴いてくれる相手への信頼感をもとに話を続けることができます。
そしていつしか自分でも気付かなかった心の奥底、潜在意識の中に隠された気持ちに気付き(洞察)、癒しと解放が起こります。これが傾聴の効果です。
P181
「傾聴してもらうとマインドフルになれる」
「傾聴する側がアドバイスや批判をしたくなっているという自分の心の動きに気付く=マインドフルに心の声を聴く」
「傾聴することが傾聴する側(カウンセラーなど)のマインドフルネスもまた強化する」
マインドフルネス 「人間関係」の教科書――苦手な人がいなくなる新しい方法 (スピリチュアルの教科書シリーズ)
- 作者: 藤井英雄
- 出版社/メーカー: clover出版
- 発売日: 2020/07/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
患者さんとの信頼関係を作るにはどうすればよいかということは、出会いの段階から留意しなければならないことです。
それには、まずゆっくり耳を傾けることです。訴える内容に批判的にならず、患者さんの不安や恐怖、怯えを受け止め、そのような状態にあることのつらさに対し理解を示すこと(共感)が必要です。
今までは、「なぜそんな現実離れしたことを言っているのか」と取り合ってもらえなかったことについて、否定するでもなく肯定するでもなく、じっくりと耳を傾け、受け入れることです。
精神科医はどのように話を聴くのか
藤本 修 (著)
平凡社 (2010/12/11)
P116
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