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糖質制限 [養生]

「やせるために走っている」というビジネスパーソンがたくさんいます。毎日の仕事だけででも疲れるでしょうに、ご苦労なことだと思います。しかし、本当にダイエットを考えるなら、運動するよりも食事を変えることです。運動で減らせる体重などたかが知れており、とても効率的とは言えません。
 もっとも、多くの人がこれまで「食事よりも運動で減量したい」と考えてきた理由は、私にはよくわかります。食欲には勝てないからです。~中略~
第1章でも触れたとおり、ダイエットにカロリー制限は無用。糖質制限なら、空腹に耐える必要などありません。
ところが、スポーツクラブのインストラクターなどから「運動せずに食事だけでダイエットを行うと筋肉が落ちてしまう」と吹き込まれるケースがあるようです。
「運動をすれば筋肉がつく」というのは事実です。しかし、「食餌制限でやせると筋肉が落ちる」というのはウソです。
 前項でも説明しましたが、食事で糖質を制限すれば、まず、グリコーゲンが使われ、次にようやく脂肪が燃えます。その脂肪(体内の脂肪細胞に溜め込まれた中性脂肪)が全部使われてしまったときにはじめて、私たちは筋肉のタンパク質からエネルギーを得るようになります。つまり、筋肉が落ちるのです。
 そんなことは、山で遭難して何も食べずにいたようなときにしか起きません。そして70キロの男性には、1か月以上の脂肪エネルギーのストックがあるのです。(図2-2参照)。
少なくとも、ぽっこりお腹を気にしている中年男性が、筋肉からエネルギーを得なければならないほど食餌制限を貫いてしまうなどということは考えられません。
 なお、筋トレに励んでいる人たちがよく口にする「筋肉を増やすことで基礎代謝を高めればダイエットにつながる」という理論は間違っていません。
 しかし、そこまで基礎代謝を高めるには、相当のトレーニングが必要です。また、十分なトレーニング時間が確保できなければ、すぐに筋肉は落ちて元の木阿弥となります。

医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68
牧田 善二 (著)
ダイヤモンド社 (2017/9/22)
P105

 

 

DSC_5576 (Small).JPG筋湯温泉


タグ:牧田 善二
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