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パーフェクトを期待するな [教育]

人の悪を攻むるには、太( はなは)だ厳なるなかれ、


その受くるに堪えんことを思うを要す。


人に教うるに善を以ってするは、高きに過ぐるなかれ、


当にそれをして従うべからしむべし。


                  洪自誠 

                       守屋 洋 (著), 守屋淳 (著)

                       菜根譚の名言 ベスト100

                        PHP研究所 (2007/7/14)

                       P161

 

菜根譚の名言 ベスト100

菜根譚の名言 ベスト100

  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/07/14
  • メディア: 新書

1937889高千穂宮

菜根譚の名言 ベスト100

菜根譚の名言 ベスト100

  • 作者: 守屋 洋
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/07/14
  • メディア: 新書

人を叱責するときは、あまり厳しい態度で臨んではならない。
相手に受け入れられる限度を心得ておくべきだ。
人を指導するときには、あまり多くを期待してはならない。
相手が実行できる範囲内に止めておくべきだ。

菜根譚の名言ベスト100

最初から質が高いに越したことはない。だからといって量をバカにしてはいけない、多少質が伴っていなくても最初は量をこなし、回数をこなす。
その中で上司はアドバイスをし、部下は知恵を使うことを覚えてゆく。やがて、質のよい「人」が育ってゆく。

若松 義人 (著)
なぜトヨタは人を育てるのがうまいのか
PHP研究所 (2005/12)

なぜトヨタは人を育てるのがうまいのか (PHP新書)

なぜトヨタは人を育てるのがうまいのか (PHP新書)

  • 作者: 若松 義人
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2005/12/01
  • メディア: 新書

「まあ、八分どおり?」
と、イネはおうむ返しにつぶやき、爆(はじ)けるように笑いだした。相手はお船ではありませぬか、八分どおりなら沈みましょう、と彼女はひどく無遠慮である。
~中略~
「しかし八分どおりでいいのです」
と、蔵六(住人注;大村益次郎)はいった。

 蔵六にいわせると、まず作りあげてみることであった。作ってうかべて動かしてみれば欠陥がぞろぞろ出てくるであろう。
その欠陥を手直しする過程において、宇和島藩の造船能力が養われるのである。
まずやることなのだ、というのが、蔵六の思想であった。 

花神〈上〉
司馬 遼太郎 (著)
新潮社; 改版 (1976/08)
P228  

花神〈上〉 (新潮文庫)

花神〈上〉 (新潮文庫)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1976/09/01
  • メディア: 文庫

部下に仕事を任せるときは、任せた時点で「六割分の完成度でしかあがってこない」と自分に言い聞かせましょう。
残り四割分を修正し、フォローするのが、リーダーの役割です。
自分より実務経験のない部下であれば、最初は「不完全」で「遅い」のは当然のこと。そこで十割の完成度を期待してしまうと、大きなストレスになります。
 それが当たり前と考え、任せ続けることが重要です。そうするとやがて部下が成長し、「自分とは違う十割」を仕上げてくれるようになるのです。

メンタルトレーニング実践講座
田中ウルヴェ京 (著)
PHP研究所 (2009/7/18)
P136

メンタルトレーニング実践講座 (PHPビジネス新書 103)

メンタルトレーニング実践講座 (PHPビジネス新書 103)

  • 作者: 田中ウルヴェ京
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2009/07/18
  • メディア: 新書

 まず余計なストレスを最小限にする方法は期待値をコントロールすることだ。希望や期待を完全に捨て去る必要はないが、人事に過剰な期待は抱かず、最悪の事態を想定しておけば、たいていの物事は完璧と最悪の間におさまるので、思いどおりではない人事が言い渡されててもショックは少ない。人事や待遇を含めて人生で大事なのは期待値コントロールなのだ。
 期待値コントロールと同時に大事なのは、「どこへ行って何になろうが、何か得て成長してやる」という姿勢だ。

頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法
田村耕太郎 (著)
朝日新聞出版 (2014/7/8)
P128

頭に来てもアホとは戦うな!

頭に来てもアホとは戦うな!

  • 作者: 田村耕太郎
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2014/09/25
  • メディア: Kindle版

当然子ども自身の中にも「成長したい」「この社会のフルメンバーとしてみんなに承認されたい」「この社会を支えていくような人間になりたい」、そういう欲求が存在するはずです。
もちろん、全員がそうではありません。別に成長したくない、フルメンバーとして承認されることも望んでいない、この社会を支えたいとも思わない。自分が楽しければ、それでいい、そういうふうに考えるものもいます。
それは年齢にかかわらず「子ども」です。そういう子どもたちが「子ども」のまま成長して、それなりに偉くなったり、権力を持ったり、社会的威信を備えたりすることはあります。でも、それは仕方がない。仕方がないし、嘆くほどのことじゃない。 というのは、集団が存続するためには「一定数のまっとうな大人が必要」なのであって、全部が大人でなければ社会は回って行かないというものではないからです。~中略~
教育はそこに参加している子どものうちの何人かを「まっとうな大人」に育てるための仕組みです。全員を「大人」にするための仕組みではありません。そのような不可能なことを夢想するのは、「こども」だけです。「大人」とは人間には何が出来て、何が出来ないかを知っているもののことです。

最終講義 生き延びるための七講
内田 樹 (著)
文藝春秋 (2015/6/10)
P323

最終講義 生き延びるための七講 (文春文庫 う 19-19)

最終講義 生き延びるための七講 (文春文庫 う 19-19)

  • 作者: 内田 樹
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/06/10
  • メディア: 文庫


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