NLP [雑学]
NLPはNeuro-Linguistic Programingの頭文字をとったもので、「神経言語プログラミング」と訳されます。
Neuroは「神経」。五感のことです。人は、視覚・聴覚・身体感覚・嗅覚・味覚といった五感を通して出来事を体験します。
Linguisticは「言語」。人は、五感を通して得られた情報を言語によって思考し、意味づけし、コミュニケーションします。
Programmingは「プログラミング」。思考や行動のパターンです。人間の脳は、コンピュータと似ているところがあり、プログラミングされたとおりに動きます。望む結果を得られるよう、プログラミングを変えることができます。
NLPは、神経、言語、プログラミングの相互作用を解き明かすものです。
脳と言葉を上手に使う NLPの教科書
前田 忠志 (著)
実務教育出版 (2012/3/23)
P20
P2
NLPは、コミュニケーション、問題解決、目標実現の”道具箱”。脳と言葉を上手に使うことで、他者とよい関係を築き、自分の悩みに取り組み、夢や目標をかなえることができるものです。
コミュニケーション、問題解決、目標実現。これらは、センスでも才能でもありません。
スキルです。スキルなので、身につけることができるのです。
自分が自分の思いどおりにならないのは、自分の思いどおりにしたくなからです。
P19
NLPは1970年代にリチャード・バンドラ―とジョン・グリンダ―の2人の創始者によってはじめられました。
当時、心理療法の分野にさまざまな流派があり、多くの心理療法は、患者がなぜ問題を抱えてしまったのか、患者の問題の原因をさぐることに焦点をあてていました。
それに対し、リチャード・パンドラ―とジョン・グリンダ―は、心理療法家(セラピスト)に焦点をあてました。ゲシュタルト療法のフリッツ・パールズ、家族療法のバージニア・サティア、催眠療法のミルトン・エリクソンといった卓越した成果をあげていた3人の心理療法家を研究し、言葉の使い方などを誰でも使えるように体系化したのです。
P23
NLPの創始者リチャード・バンドラ―は、NLPを次のように定義しています。
「人々にどのようにして人生の質を高めるのかを教える、在り方であり、方法論であり、テクノロジーである。自分自身や他の人たちと、より効果的にコミュニケーションとる方法を教える教育的なツールである。彼らが考え、感じ、行動する方法において、個々の自由を持つことを助けるようにデザインされている」
リチャード・バンドラー「望む人生を手に入れよう」(白石由利奈監訳、エル書房)
~中略~
NLPは、思想や宗教ではありません。「こうあるべき」という考え方ではなく、「こうすれば、こうなる」という方法論です。
P278
NLPの創始者リチャード・バンドラ―は、NLPを「在り方であり、方法論であり、テクノロジーである」と定義しています(→23ページ)。そして、次のように言います。
「神経言語プログラミングを学んで得られる結果としては重要なのは、一連のテクニックではなく、人生に対する姿勢です。これは好奇心と深く結びついており、自分の周囲で起こることに興味をもち、これに影響を与え、役立つ方向へもっていこうとする態度です」
リチャード・バンドラ―「神経言語プログラミング―頭脳(あたま)をつかえば自分も変わる」(酒井一夫訳、東京図書)
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