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六波羅蜜を行じる [宗教]

  この経をよく持し、そのうえ布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧の六波羅蜜を行じるならば、その功徳はもっとも勝れており、無量無辺です。
よく耐え忍んで、心身の調和を願い、怒りをもたず、口につつしみをもちなさい。

>>>六波羅蜜 

大角 修 (翻訳)
図説 法華経大全―「妙法蓮華経全二十八品」現代語訳総解説
学習研究社 (2001/03)
P196 分別功徳品

図説 法華経大全―「妙法蓮華経全二十八品」現代語訳総解説 (エソテリカ・セレクション)

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  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2020/04/10
  • メディア: 単行本


-4c250.jpg法隆寺 金堂2

 

P108
戒律は、それをしてはいけないという否定的な道徳ですが、仏教にはもう一つ、こういうことをすべきだという積極的な道徳があります。
それが六波羅蜜です。
~中略~
仏教の理想は「仏になる」こと、菩薩になること、菩薩になることです。菩薩になるためには、六つの徳を備えなければなりません。

布施。
持戒。
忍辱。
精進。
禅定。
智慧。
 これが六波羅蜜です。

 ~中略~

 お釈迦さんは、人間と言うものは愛欲にとらわれていると考えた。~略~
 そのような愛欲を滅ぼせば、苦しみがなくなる。そのためにはどうしたらいいかというと、まず戒を守る。持戒ですね。それから心を静める。禅定です。心を集中することによって欲望から離れます。
もうひとつがt智慧です。人間が愛欲によって苦しみを起こすという世の中の理を知る。それが智慧です。
 ですから持戒、禅定、智慧は、釈迦の説いた道徳です。新しい大乗仏教は、それに加えて三つの徳目をつけ加えた。布施と忍辱と精進。

P110
 布施というのは、ものを与えることです。
 大乗仏教は自利利他の教えでしょう。ところが布施以外の五つの徳目は、どちらかというと自利、つまり自分をどうコントロールするかという教えです。布施の形だけが利他の教えです。ですから大乗仏教にとって、布施の行というのは実に大事なんです。
~中略~
 そういう無償の愛が布施です。

梅原猛の授業 仏になろう
梅原 猛 (著)
朝日新聞社 (2006/03) 

 

梅原猛の授業 仏になろう (朝日文庫)

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  • 作者: 梅原 猛
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2009/11/06
  • メディア: 文庫


 


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