扉を開けおきたい衝動 [ものの見方、考え方]
いずれの場合も、かならずしも意識しているとはかぎらないが、わたしたちはこうした選択肢を残すためにほかの何かを手放している。
たとえば、必要以上に高性能のコンピュータや、無駄な保証のついたステレオを大金をはたいて買うはめになる。
子どもの習いごとの場合、こどもにさまざまな活動を少しずつでも経験させようとするあまり、子どもと自分の時間を―そして、子どもがひとつのことにほんとうに秀でる機会を―手放している。
予想どおりに不合理[増補版]
ダン アリエリー (著), Dan Ariely (著), 熊谷 淳子 (翻訳)
早川書房; 増補版版 (2010/10/22)
P247
予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 増補版
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/10/22
- メディア: ペーパーバック
己高閣
P259
わたしたちは、扉を開けおきたいという不合理な衝動を抱えている。人間はそのようにできている。
しかし、だからといって扉を閉じる努力などしないほうがいいというわけではない。
予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 増補版
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/10/22
- メディア: ペーパーバック
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