心と体 [ものの見方、考え方]
心は体の支配者であるから、心を平静にすると身体にも良い。
身体は、動かすことで血の巡りがよくなり、病気に罹りにくくなる。
養生訓 現代文
貝原 益軒 (著) , 森下 雅之 (翻訳)
原書房 (2002/05)
P20
悩みに対する最良の解毒剤は運動である。
悩みのある時は、できるだけ頭脳を使わずに筋肉を使うことだ。
エディ・イーガン
デール・カーネギー (著) 香山晶 (訳)
道は開ける
ハンディーカーネギー・ベスト
創元社 (1986/11)
P378
飲食、睡眠、運動の時間に何も考えず快活なのは、
最良の長寿法のひとつである。
[フランシスベーコン] イギリスの哲学者・神学者 | 1561-1626
人生はワンチャンス! ―「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法
水野敬也 (著), 長沼直樹 (著)
文響社 (2012/12/11)
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人生はワンチャンス! ―「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2012/12/11
- メディア: 単行本
若い頃は、「からだ」に問題がない場合が多いので、「心」ばかりが肥大化して気になる。しかし、「からだ」に無理がきかなくなったり、故障がちになってくると、そのことによって、「心」にも乱れが生じる。そこで初めて「からだ」が私だということが真に実感できるのだろう。
そして、「からだ」があるていどきちんと保たれていれば、心」も支えられると同時に、「心」をしっかり持っていることで、「からだ」にもよい影響が与えられる。両者は双方向的に力を及ぼしあっているいるのである。
鈴木健一
からだ (人生をひもとく 日本の古典 第一巻)
久保田 淳 (著),佐伯 真一 (著), 鈴木 健一 (著),高田 祐彦 (著),鉄野 昌弘 (著),山中 玲子 (著)
岩波書店 (2013/6/19)
Pⅵ
P18
デューク大学医学部のマイケル・バビャクらは、うつ病と診断された患者の大半にとって、週3回、1回30分間の運動を行なうことは、抗うつ剤を服用するのと同じような効果があるという研究結果を示しました。
~中略~
もっと適切な言い方をすれば、「運動しない」ことは「憂うつになる薬を服用しているのと同じようなもの」なのです。
人間は体を動かすようにできています。~中略~
ハーバード大学医学部の精神科教授であるジョン・レイティは次のように述べています。
「ある意味、運動は医者にとって夢のような治療法といえるでしょう。運動は、うつ病に深く関連する不安やパニック障害、そしてストレス全般に効果があるのです。
運動は、精神疾患の最も重要な薬と同様の効果があるノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミンといった神経刺激伝達物質の放出を促します。
ひと汗かくことは、適量のプロザックやリタリン(代表的な抗うつ剤)を服用するようなもので、心身を正常な状態にしてくれるのです」
そして運動には、自己評価や思考力・免疫力を高める、寿命をのばす、よりよい睡眠が得られる、よりよい性生活を行なえるといった副次的効果があることもぜひ付け加えさせてください。
うつ症状に悩んでいる場合、もしくはただ単にもっと幸せになりたいというだけの場合でも、この「運動する」という「驚異の薬」をもっと服用すべきなのです。
P21
「運動のみが魂を支え、そして精神を高揚させる」
古代ローマの政治家・哲学者 キケロ
ハーバードの人生を変える授業
タル・ベン・シャハー(著), 成瀬 まゆみ (翻訳)
大和書房 (2015/1/10)
多くの人が、頭を切り替えるための運動を利用しています。ヨーガやフェルデンクライス法や太極拳(たいきょくけん)は、人格を鍛え、リラクゼーションと成長につながる、驚くべき道具になります。
競技でないスポーツもまた、あなたをからだの内側に戻し、左脳マインドから解放する大きな手段となります。自然の中を散策し、歌い、創造し、音楽を演奏し、芸術に没頭することにより、視野をたやすく現在の瞬間に戻すことができるのです。
奇跡の脳―脳科学者の脳が壊れたとき
ジル・ボルト テイラー (著), Jill Bolte Taylor (原著), 竹内 薫 (翻訳)
新潮社 (2012/3/28)
P278
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