食医 [養生]
古代、中国に食医という官があった。
食事によってすべての病をなおすという。
食事とは養生の基本である。薬はやむをえないときにだけ使うものである。
養生訓 現代文
貝原 益軒 (著) , 森下 雅之 (翻訳)
原書房 (2002/05)
P111
「貧しい人間が病気にかかるのは、大部分が食事の粗悪なためだ」接待へ戻ってから、去定は登にそう云った、「金持や大名が病むのは、たいてい美味のの過食ときまっている、世の中に貪食で身を亡ぼすほどあさましいことはない、あの恰好を見るとおれは胸が悪くなる」そして唾でも吐きそうな顔をした。
赤ひげ診療譚
山本 周五郎 (著)
新潮社; 改版 (1964/10/13)
P110
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