SSブログ

ぼろぼろ [言葉]

  [第百十五段] 前略~
 このぼろぼろという者は、昔はなかったのであろうか。近世になって、ぼろむじ・梵字・漢字などと言った者が、その始めだということだ。
世を捨ててしまったようでいて、執念が深く、仏道を志しているようで、喧嘩ばかりしている。勝手気ままで恥知らずの有様であるが、死ぬことを何とも思わないで、恬淡(てんたん)(あさっり)としている点が、気持ちよく思われて、人の話した通り、書きつけるわけである。

徒然草―現代語訳
吉田 兼好 (著), 川瀬 一馬
講談社 (1971/12)
P244

DSC_6275 (Small).JPG菅尾石仏


タグ:吉田 兼好
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント