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南海トラフ地震 [雑学]


 わかっているのは、①南海トラフの地震は約一〇〇年の周期で発生。②同時もしくは数年内に遠州灘から四国沖まで連動するのが普通である。③古文書の記録によれば九〇年間より短い周期で二回おきたことは歴史上確認できない。
④歴史記録のしっかりしている南北朝時代以降で観察すると一五〇年の間に起きなかったことは一度もない。以上のことである。
~中略~
 最近、南海トラフが動いたのは一九四四年(昭和東南海地震)と一九四六年(昭和南海地震)である。約七〇年が経とうとしている。③の南海トラフは九〇年以内に二回おきたことはないという歴史的経験からすれば、我々には二〇年ちょっとの地震猶予期間が与えられているのかもしれないが、相手は地球である。

天災から日本史を読みなおす - 先人に学ぶ防災
磯田 道史
(著)
中央公論新社 (2014/11/21)
P78


天災から日本史を読みなおす - 先人に学ぶ防災 (中公新書)

天災から日本史を読みなおす - 先人に学ぶ防災 (中公新書)

  • 作者: 磯田 道史
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2014/11/21
  • メディア: 新書

 



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普明山高野寺
タグ:磯田 道史
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