ストレスへの対応策 [ものの見方、考え方]
したがって、読者諸氏に推薦するストレスへの対応策とは、ステレオタイプな価値観や道徳観に縛られるな、ということである。
「~であるべき」とか「でなければオカシイ」といった考えにとらわれると、つい説教をしたくなる。批判をしたくなる。叱りたくなる。~中略~
つまらない言い方で恐縮だが、人生の多様性を認める方向で思考していくことが、けっきょくストレスを減らす要点であると考えるのである。
はじめての精神科―援助者必携
春日 武彦 (著)
医学書院; 第2版 (2011/12)
P139
P35
自分が変えられないことに対して、いくら悩んだところで意味がありません。変えられないことが何かを知っておくことによって、むだなエネルギーを使わずに、変えられることに対して意識を集中できるようになります。
P38
ストレスに個人差があるのは、人によって考え方が異なるからです。「ストレスに強い」「メンタル的にタフ」などといわれている人は、常に論理的・建設的な考え方をしています。そのため、同じ「刺激」を受けてもそれがストレスに結びつかないのです。
P40
何かストレスを感じているときは、その内容を「変えられること」「と「変えられないこと」に仕分けすることを習慣づけてください。そして、「変えられること」である自分の考え方を論理的・建設的な方向に変えていくことで、自分のストレス耐性を強化しましょう!
メンタルトレーニング実践講座
田中ウルヴェ京 (著)
PHP研究所 (2009/7/18)
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