ユマニチュード [言葉]
「ユマニチュード(humanitude)という言葉をご存知ですか。
約40年前、フランスでイブ・ジネスト、ロゼット・マレスコッティというふたりのフランス人(ともにスポーツ介護士)によって考案された認知症ケアの手法のこと。
「ユマニチュード」とはフランス語で「ヒューマン(human=人間)の意味があります。
認知症の患者さんに対して、病人ではなく「ひとりの人間」として接し、人と人とのつながりに重きを置くアプローチは、先に述べたイギリスの「パーソン・センタード・ケア」とも相通じるものがあります。
ユマニチュードの基本は、
1笑顔で見る、目をあわせる(LOOK)
2話しかける(TALK)
3触れる(TOUCH)
4立つように促す(STAND)
という4つの技法を柱にして、認知症の人とコミュニケーションを図るというものです。頭文字をとって「LTTS」と覚えてください。
家族と自分の気持ちがすーっと軽くなる 認知症のやさしい介護
板東 邦秋 (著)
ワニブックス (2017/1/24)
P83
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