古いものを抱え込まない [経営]
知っていても言わなかったら、人は知識がないのだと思って寄り付かなくなる。
また、よいアイデアが浮かんでも言わなかったら、人間の能力にはあまり差がないので、そのうち誰かが同じようなことを考えつく。そのときになって、自分はだいぶ前から考えていたことだと言っても遅い。
先にいった人が勝ちだという単純明快な論理である。
自分がもっているものを次々に人に提供していくからこそ、さらに自分を豊かにするために勉強するという姿勢が生まれてくるのだ。
自分が現在もっているものは、もっているという事実だけで、すでに古くなっているのだ。
山崎 武也
一流の条件―ビジネス・スタイルを固める43章
日本能率協会 (1990/08)
P123
かつてはこれこそ真実だと思っていたものが、今では間違いだったと思う。
かつてはこれこそ自分の変わらぬ信条だとしていたものが、今では少しちがうと思う。
~中略~
人間は常に脱皮していく。常に新しくなっていく。いつも新しい生に向かっている。
だから、かつては必要だったものが、今は必要でなくなったにすぎないのだ。
「悦ばしき知識」
超訳 ニーチェの言葉
白取 春彦 (翻訳)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010/1/12)
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