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祖霊信仰 [日本(人)]

  弘い世界の中でも、我々日本人の来世観だけは、少しばかりよその民族とは異なって居た。
もとは盆彼岸の好い季節毎に、必ず帰って来て古い由緒の人たちと、飲食談話を共にし得ることを、信じて世を去る者が多かっただけで無く、常の日も故郷の山々の上から、次の代の住民の幸福をじっと見守って居ることが出来たやうに、大祓の祝詞などにははつきりと書き伝へて居る。
乃ち雲はいつまでもこの愛する郷土を離れてしまふことが出来なかったのである
「遠野」序文

柳田 国男 (著)
遠野物語―付・遠野物語拾遺
角川書店; 新版 (2004/05)
P229

-67be5.jpg信濃美術館・東山魁夷館
タグ:柳田 国男
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