ビジネスレターを書く時 [雑学]
まずビジネスレターを書く時は、明晰であることが大切だ。
世の中で一番頭の鈍い人が読んでも、意味を取りちがえたり、意味がわからなくて、もう一度初めから読み直すようなことがないくらいに、明確に書かれていなくてはならない。
そのためには、正確であることが必要だろう。品位もあるに越したことはない。
父から若き息子へ贈る「実りある人生の鍵」45章
フィリップ・チェスターフィールド (著), 竹内 均 (翻訳)
三笠書房 (2011/3/22)
P245
むかし、柳公権も、心正しければ筆正しといへり。
凡(そ)書は言(ことば)をうつして言語にけへ用ひ、行事をしめして当世にほどこし、後代につたふる証迹(しょうせき)なり。正しからずんばあるべからず。
故に書の本意は、只、平正にして、よみやすきを宗とす。是第一に心を用ゆべき事也。
あながち巧にして、筆蹟のうるはしく、見所あるをむねとせず、もし正しからずしてよみがたく、世用に通ぜずんば、巧なりといへども用なし。
然れども、またいやしく拙きは用にかなはず。 和俗童子訓 巻之四 総論 下
養生訓・和俗童子訓
貝原 益軒 (著), 石川 謙 (編さん)
岩波書店 (1961/1/5)
P254
辞達して理挙がらんことを要す、故に冗長を取ること無し。
文鏡秘府論 南
言葉は思いを伝えて
論理的であることが基本です。
ですから、まわりくどく
長い文章が一番いけないのです。
空海 人生の言葉
川辺 秀美 (著)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010/12/11)
詩と文章について一二四
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