パーソナルゲノム時代 [社会]
ゲノム情報の内容によって、保険の掛け金を変えるというサービスを始める会社がでてくることは十分に予想されます。
ゴールド運転免許を持っていると自動車保険の掛け金が安くなるのと同時に、病気にかかるリスクに応じて、例えば○○遺伝子がAAタイプで、かつ、△△遺伝子がGCタイプだと、がん保険が割安になるというようなサービスが出てくるのではないでしょうか。
~中略~
しかし、一方で、大きな疾患にかかるリスクを持った人にとっては、保険料がひじょうに不利に設定されてしまうかもしれません。保険加入すら認められないという可能性もあります。
こうした事態に備えてアメリカでは、健康保険加入時における遺伝子情報による差別を禁止する連邦法を施行しました。
「こころ」は遺伝子でどこまで決まるのか―パーソナルゲノム時代の脳科学
宮川 剛 (著)
NHK出版 (2011/2/8)
P223
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