過ちを犯してしまった時 [処世]
もし不幸にして過ちを犯してしまった時は、嘘をついてそれを隠そうとするより、正直に認めてしまった方が潔い。
そしてそうすることが、償いをする唯一の方法であり、許しを請う唯一の方法でもあるのだ。
父から若き息子へ贈る「実りある人生の鍵」45章
フィリップ・チェスターフィールド (著), 竹内 均 (翻訳)
三笠書房 (2011/3/22)
P42
父から若き息子へ贈る「実りある人生の鍵」45章 (知的生きかた文庫)
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2011/03/22
- メディア: 文庫
二六 人が君にたいして過ちを犯したとき、その人が善悪に関するいかなる観念をいだいてこのような悪事をしたのか直ちに考えてみるがよい。(20)
それがわかったら、君はその人を憐れみこそすれ、驚いたり怒ったりはせぬであろう。
なぜならば君自身またその人と同じ善の観念を持っているか、あるいは大体同じような観念を持っているのだから(21)彼を許してやらなくてはならない。
しかしもし君が善悪についてもはやそのような観念を持っていないなら、あやまった見方をしている者にたいして寛大な態度をとることは一層たやすいであろう。
マルクス・アウレーリウス 自省録
マルクス・アウレーリウス (著), 神谷 美恵子 (翻訳)
岩波書店 (1991/12/5)
P125
2022-07-26 07:46
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