トレンドを読む [ものの見方、考え方]
[第百二十六段]「ばくち打ちの負けが、とどのつまりまで行って、すっかりかけものにうちこんでしまおうとするような時に、それに立ち向かって打ってはならぬ。(負けた方が今度は)ひっくり返って、続けて勝つ運がめぐって来たのだと悟るがよい。
その時運を知るのをよいばくちと言うのだ。」とある者が申した。
徒然草―現代語訳
吉田 兼好 (著), 川瀬 一馬
講談社 (1971/12)
P248
右、沙門空海聞く、道の興廃は人の時と時に非ざるとなり。
遍照発揮性霊集 巻第四
私、空海は聞いています。
「道が栄えるか廃れるかは、
人がその時流に適応できるかどうかだ」と。
空海 人生の言葉
川辺 秀美 (著)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010/12/11)
志について四八
トレンドを利用する者は必ず成功する。
構造的なトレンドの変化に抗う者は、短期的に成功することさえ難しく、長期的にはほとんど勝ち目がない。
「未来への決断」
P・F・ドラッカー (著), 上田 惇生 (翻訳)
経営の哲学 (ドラッカー名言集)
ダイヤモンド社 (2003/8/1)
P44
時勢の必要性というものを磁力とすれば、蔵六(住人注;村田蔵六、のちの大村益次郎)という存在はすでに強力な磁力を帯びていた。
幕府が蔵六を大切にしているのも、運命ではなく、時勢である。
花神〈上〉
司馬 遼太郎 (著)
新潮社; 改版 (1976/08)
P339
近頃、修養修養と呼ぶ声がだいぶ世間に響き渡り、ほとんど一つの流行語のごとくなったについて、僕の懸念することは、今後の成り行きである。
そもそも我が国の思想界は大概十ケ年ごとに一変するように思わるるから、今日世に行わるる修養説も十年後にはいかに受け取らるるであろうか、大いに考うべき問題である。
これについて、僕は今後三つの傾向を起こらんことを思う。すなわち一は反動、二は知行の分離、三は宗教の発揮。
~後略
修養
新渡戸 稲造 (著)
たちばな出版 (2002/07)
P36
機会を待て。だがけっして時を待つな。
[ヴィルヘルム・ミュラー] ドイツの詩人 | 1794-1827
人生はワンチャンス! ―「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法
水野敬也
(著), 長沼直樹 (著)
文響社 (2012/12/11)
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