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消費型情報は気忙しい [社会]

 物財には、日々使っては捨てる消費財と、何年か使用する耐久財と、より価値の高い物を作り出す資本財とがある。同様に情報にも、さっと知ってさっと忘れてよい「消費型情報」と、何年も覚えておくべき「耐久型情報」、それを元にさらに高度な情報を重ねて自分の意見や創造力を生み出す「蓄積型情報」とがある。
 お笑い番組やアイドル歌手の歌謡ショーなどテレビ型の「軽チャー」は、典型的な「消費型情報」だ。
だから、また次の「消費型情報」を追い求める。入れては捨て入れては捨ての情報消費では、日々気忙しいのも当然だ。
「先見後顧2」

堺屋太一の見方 時代の先行き、社会の仕組み、人間の動きを語る
堺屋 太一 (著)
PHP研究所 (2004/12/7)
P214

DSC_9684 (Small).JPG平山温泉 湯の蔵

P220  情報を得ても、実際に役立てるのは簡単ではない。新聞やインターネットから学術書や役所の白書まで、情報は限りなくあるが、これを選別し整理し、みずからの血肉にするには敏感な知性が必要である。
みずからの敏感な知性で選別し整理した知識だけが、「次」を捕捉する「知恵」になる。
「「次」はこうなる」


タグ:堺屋 太一
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