約束は守らな [倫理]
組織間の相互信頼を妨げる精神的基盤として、いまわれわれに最も欠けているものは、「契約の思想」だと思う。お互いに約束事は完全に遂行する。それによって、お互いの気兼ねや猜疑心を取り除いてゆく。そうすると、お互いに批判し合ったり助け合ったりできるようになる。
契約とは高い精神活動なのである。契約という言葉が、ちかごろ貶められているのを残念に思う。
経営の行動指針―土光語録
土光 敏夫 (著), 本郷 孝信 (編集)
産能大出版部; 新訂版 (2009/10/15)
P25
約束を守るとき、あなたは他人だけでなく、自分自身に対しても重要なメッセージを送っています。言葉はその人自身の表出ですから、自分の発言を尊重することは、自分自身を尊重することになるのです。
自己信頼感の研究の祖とされる心理学者のナサニエル・ブランデンは、自分の言ったことを実行するのは自己信頼感を支える本質的な柱のひとつだとしています。
ハーバードの人生を変える授業
タル・ベン・シャハー(著), 成瀬 まゆみ (翻訳)
大和書房 (2015/1/10)
P77
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