見識 [言葉]
見識というのは、その人の人間内容が物をいうので、事に当たって、これこそが本当である、こうあるべきだ、なすべきことだと「活断」が立つものであります。
知識は貧弱でもいいが、見識をしっかり立てねばならない。近来、学校の学問では、いろんな知識は教えてくれますが、見識を養う教師が少ない。
これが実際問題にぶつかって、いろいろな矛盾や抵抗に鍛えられ、きびきびした実行力になりますと「胆識」であります。
安岡正篤
運命を創る―人間学講話
プレジデント社 (1985/12/10)
P106
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