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学に勉む [学問]

   学とはならうということで、すぐれた人物の立派な行いを習い、みずからもそれを実行してゆくことをいう。
従って、先人の忠義や孝行の立派な行いを習っては、直ちにそれを慕いまねし、自分もそうした人々の忠義孝行に、決して負け劣るものかと努力することが、学ということの第一の意義である。
ところが、後の時代になって文字の意味を誤解し、学とは詩や文を作ったり本を読むことであると思っているが、これは間違いである。

 
  橋本 左内 (著)
  講談社 (1982/7/7)
   P40

啓発録 (講談社学術文庫)

啓発録 (講談社学術文庫)

  • 作者: 橋本 左内
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1982/07/07
  • メディア: 文庫

P42
 次に、勉、つとめるというのは、自己の力を出し尽し、目的を達するまではどこまでも続けるという意味合いを含んだ文字である。
何事によらず、長い間強い意志を保ち続け、努力を重ね続けるのでなければ、目的を達成することはできないが、まして学問は、物事の道理と筋道を解釈し明らかにするものであるから、前に述べたような軽々しく粗雑なやり方では、いつまでたっても真の道義は理解できず、世の中に実際に役立つ学問とはなり得ないものである。

 

何か上手にできるようになりたいときは、その方法を最初から自分で考えるのではなく、上手にできる人のやり方を自分のものにするのが近道です。そのような方法を「モデリング」といいます。

脳と言葉を上手に使う NLPの教科書
前田 忠志 (著)
実務教育出版 (2012/3/23)
P260

 知らないことを学ぶときに大事なことが二つあります。ひとつは、大きな流れ―ものごとの原理とか大枠といってもいいかもしれません。―をきちんととらえることです。
何事においても、原理的なことをしっかり頭にたたき込んでおくと、大きく間違えることはありません。
そして、細かいことは、後から必要に応じて、原理の枠とでもいったものに枝や葉としてくっつけて覚えていけばいいのです。そうすると、物事の全体がよく見えてきます。
~中略~
 もう一つ、新しい分野を勉強するときに大事なのは、言葉の意味をきちんと理解しておくことです。それができていないと、なにがなにやらわからなくなることがあります。
幹となる事柄や大事な用語はそれほど多くありませんので、きちんと理解して覚えてくださいね。

こわいもの知らずの病理学講義
仲野徹 (著)
晶文社 (2017/9/19)
P177


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