製薬会社はWHOを支配している [社会]
WHOは予算の7割を製薬会社の寄付金に依存している。事業計画の増加ともに依存度は高まる一方で、近いうち8割を超えると言われている。製薬会社から金銭面での圧力がかかたのは、想像に難くない。
~中略~
それに対して事務局長は、
「我々と民間企業の関係について、公正さが損なわれることはあってはならないが、今回のガイドラインには、多少の懸念が残っていることは否定しない」と、渋々過ちを認めている。
この眉唾物の決定が、日本にも大きな影響を与え、新たに2000万人も「高血圧症」の患者を増やしたのである。
1970年代頃までのWHOは、世界から天然痘を撲滅するなど、非常にいい機関だった。しかし近年は、製薬会社との癒着を強め、公正さを失っていると指摘される。
2009年、WHOは、新型インフルエンザの流行に対し、「すべての人類が脅威にさらされている」として、パンデミック(世界的大流行)の宣言を行ったが、実際は普通のインフルエンザと大差はなかった。この大誤報も、ワクチンを売る製薬会社との癒着が原因といわれている。
高血圧はほっとくのが一番
松本 光正 (著)
講談社 (2014/4/22)
P37
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