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市場金利は利潤を反映する [国際社会]

  貨幣を使用して多くの儲けがあるところではどこでもその使用にたいしてふつう多くのものが与えられ、また貨幣を使用してわずかな儲けしかないところではどこでもその使用にたいしてふつうわずかなものしか与えられないということを、ひとつの原則として定めてもさしつかえないだろう。
それゆえわれわれは、どんな国においても、通常の市場利子率が変動するのをみると、資本の通常利潤ともに変動しているにちがいない、と確信してよい。
すなわち、前者が下がると後者も下がり、前者が上がると後者も上がるにちがいない、と確信してよいのである。
そういうわけで、利子の推移によって、われわれは利潤の推移についてある判断をつくりあげることが可能になるのである。


国富論 (1)
アダム・スミス (著), 大河内 一男 (翻訳)
中央公論新社 (1978/4/10)
P149


国富論 1 (中公文庫 D 20)

国富論 1 (中公文庫 D 20)

  • 作者: アダム スミス
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1978/04/10
  • メディア: 文庫



興福寺 (29).JPG興福寺


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